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“二地域居住”という暮らしを考えるトークセッション開催!
平日は都会で働き、週末は地方で暮らす。そんな“二地域居住”という住まい方を考えるトークセッション未来のかけらラボvol.08「二地域居住から見えてくるもの」が、デザイン・クリエイティブセンター神戸(KIITO)にて開かれます。
『雛形』でも、これまで二地域で働き暮らす方を取材してきました。
その暮らしぶりから教わるのは、働く場所と住む場所、それが都市と地域と離れていても、自分の生き方に必要な場所だとしたら、それぞれに拠点を持って行き来できるよう工夫してみる。
決して「都会と田舎で暮らするぞ!」と意気込まずとも、自分なりの暮らし方を考えて行動している中で、二地域生活が始まることもある……いずれにせよ、能動的な暮らしの姿として、こういう選択肢が広がっているのだと思います。
栃木県日光市⇆東京都|木村 顕さん(建築家/飲食店・宿泊施設オーナー)
奈良県東吉野村市⇆東京都|西岡 潔さん(写真家)、愛さん(会社員)夫妻
今回のトークセッションに講師として登場するのは、2007年より東京と南房総の二地域を拠点にしている、ライターの馬場未織さん。平日は都会で働き、週末は地域で暮らす。「旅行」や「別荘暮らし」とは違う、もうひとつの住まい方を実践。家族5人とネコ2匹、そのほかにその時に飼う生きものを連れて、二つの異なる環境に生活の拠点をおいています。それは決して、バカンスのためだったり、別荘をもつことともちがう選択。都市と地域、そのどちらにも日常生活があるという暮らし方なのです。
どんなきっかけで、馬場さんがこのスタイルを選択したのか、里山での子育てや里山環境の保全・活用・都市農村交流、社会問題への気づきなど、二地域で暮らすことによって育まれた価値観をお話しいただきながら、会場である神戸における「二地域居住」の可能性についても考えていきます。
お近くに住まいの方、また関西での暮らしに興味がある方はぜひ訪れてみてください!
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馬場未織さん ライター/NPO法人南房総リパブリック理事長
1973年東京都生まれ。日本女子大学大学院修了後、設計事務所勤務を経てライターへ。プライベートでは2007年より「平日は東京、週末は千葉県南房総市の里山で暮らす」という二地域居住を家族で実践。2011年に農家や建築家、教育関係者、造園家、ウェブデザイナー、市役所公務員らと「南房総リパブリック」設立、2012年に法人化。著書に『週末は田舎暮らし~ゼロからはじめた「二地域居住」奮闘記~』、『建築女子が聞く 住まいの金融と税制』など。
INFORMATION
日程:2016年5月25日(水)
時間:19:00-20:30
場所:デザイン・クリエイティブセンター神戸(KIITO)1階カフェ
料金:500円(1ドリンク付き)/要申し込み
定員:40名(先着順)
主催:デザイン・クリエイティブセンター神戸
講師:馬場未織(ライター/NPO法人南房総リパブリック理事長)
モデレーター 芹沢高志(デザイン・クリエイティブセンター神戸 センター長)
申し込み:ウェブサイトからお申し込みください。
これまでの“未来のかけらラボ”
vol.1「バックミンスター・フラー再考」
vol.2「パッシブデザイン再考~」
vol.3「低温スチーミング調理法の可能性」
vol.4「土と農から考える未来のデザイン」
vol.5「森と棚田と近代化~水俣川の上流社会から」
vol.6「水俣からの新たな価値創造ー甘夏ミカンから国産ネロリが生まれるまで」