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新聞、リトルプレス、フリーマガジン…… 「地域の編集——ローカルメディアのコミュニケーションデザイン」10月5日(土)より開催@横浜・ニュースパーク
あらゆるジャンルで紙媒体からデジタルメディアへと移行していると言われて久しい一方で、小規模ながら凝ったデザイン、自由な装丁・体裁、テーマをしぼった内容で注目を集める紙メディア(ローカルメディア)が次々と誕生し、注目を集めています。
2019年10月5日(土)〜12月22日(日)にわたり、横浜・ニュースパーク(日本新聞博物館)で開催される「地域の編集——ローカルメディアのコミュニケーションデザイン」は、新聞、リトルプレス、フリーマガジンなど、あらゆるローカルメディアを一堂に集めた企画展。
本展は、単にデザイン性を見せるものではなく、ローカルメディアならではの新しい“コミュニケーションの仕掛け”にフォーカス。地域の人と人をつないだり、観光客や移住者など外から人を呼び込んだり、地域の課題解決に取り組んだり……と、〈情報を伝える〉という従来のメディアの役割を飛び越えた各紙の工夫をテーマごとに紹介。
併せて、地域の課題解決に参画する試みや新聞ならではの問題提起型報道、従来から人をつないできた「投書」など、新聞社の取り組みも紹介されます。
会期中は、多方面で活躍する編集者によるトークイベントやワークショップも行われます。
特に、ローカルメディアの製作過程に興味がある人にオススメなのが、横浜ならではのローカルメディアを構想するワークショップ「YOKOHAMA MEME byニュースパーク」。公募による参加者が3チームに分かれ、実際にローカルメディアを自分たちで製作します。参加者には、ニュースパークの常設展と企画展(2回目以降)を期間中何度でも無料で観覧できるという特典も。
10月25日(金)まで参加者募集中なので、気になる方は早めにチェックを!
>ワークショップ詳細:https://chiiki-henshu.com/workshop.html
新たな役割を担いつつあるローカルメディアの今を知り、同時に編集する過程も体験もできる企画展です。

photo:Ryosuke Kikuchi
《関連イベント》
◎オープニングトーク「全国各地に広がるローカルメディア」
日時:10月5日(土) 14:00〜16:00
出演:影山裕樹(編集者/千十一編集室)、幅允孝氏(BACH、 ブックディレクター)、田中佑典氏(LIP/生活藝人)、 尾原史和氏(ブートレグ)
定員:150人(先着順、予約不要)
◎関連イベント「全国まわしよみ新聞サミット@ニュースパーク」
日時:11月2日(土) 13:00〜17:00
出演:陸奥賢氏(まわしよみ新聞発案者)、山口覚氏(津屋崎ブランチ代表)
定員:70人(予約制)
◎クロージングイベント
日時:12月22日(日)14:00〜18:00
定員:150人(先着順、予約不要)
※イベントはいずれも参加無料(博物館入館料が必要。会期中2回目以降のイベント来館は100円引き)
INFORMATION
地域の編集——ローカルメディアのコミュニケーションデザイン
会期:2019年10月5日(土)〜12月22日(日)
開館時間:10:00〜17:00 ※入館は16:30まで
休館日:月曜日 ※月曜日が祝日・振替休日の場合は次の平日
場所: ニュースパーク (日本新聞博物館) 2階企画展示室(神奈川県横浜市中区日本大通11 横浜情報文化センター)
入館料:一般400円、大学生300円、高校生200円、中学生以下無料
イベント詳細:https://chiiki-henshu.com/
主催:ニュースパーク (日本新聞博物館)
企画協力:影山裕樹(千十一編集室)
アートディレクション:尾原史和(ブートレグ)
問い合わせ:ニュースパーク(日本新聞博物館)TEL/045-661-2040
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