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“美術”と“美術ならざるもの”の境界を行き来しながら、既存の価値観を揺さぶる。個展『関川航平 今日』開催!@横浜市

美術作家・関川航平さんの個展、『関川航平 今日/ Sekigawa Kohei: Let’s call it a day』が、10月10日(土)から横浜市民ギャラリーあざみ野で開催されます。

 

 

「雛形」では、“目の移動”から文章を綴っていくという、出会ったことのない新しい小説コラム「目の泳ぎ」を書いてくださっている関川さん。これまで、言葉や文章、ドローイングなどを通して、“意味の伝達”を考察し、さまざまな形で日常の風景に新たな視点を投げかける作品を発表してきました。

連載コラム「目の泳ぎ」(vol.1〜18)はこちらから

 

その表現は、実態があるものとないもの、頭の中にある記憶と今見ているもの、対象物とそれ以外のもの……など、鑑賞する側が持つ境界線や意味づけを曖昧にして揺らがせるような刺激を与えてくれます。

2019年に行われた東京・曳舟で行われたワークショップ「まぶたのうらの踊り」での関川さん。(写真:高田洋三)

 

「今日」と題された本展では、言葉とは異なるコミュニケーションの方法をさまざまな手法で模索する関川さん自身が、新作のパフォーマンスを発表。

“美術と美術ならざるものの境界を行き来しながら、気づけば既存の制度に縛られている鑑賞者の価値観に揺さぶりをかける関川の「今日」を通して、私たちは一体何を見ることができるのでしょうか。”
(横浜市民ギャラリーあざみ野「関川航平 今日」ウェブサイトより引用)

 

なお、会期中は関川さんがパフォーマンスについて語る関連イベントも行われるので、ぜひ併せてチェックしてみてください。

“美術”と“美術ならざるもの”の境界を行き来しながら、既存の価値観を揺さぶる。個展『関川航平 今日』開催!@横浜市
関川航平(せきがわ・こうへい) 1990年宮城県生まれ。パフォーマンスやインスタレーションなど様々なアプローチで制作を行い、作品を介して起こる意味の伝達について考察している。近年の主なグループ展に、2020年「THEY DO NOT UNDERSTAND EACH OTHER」大館美術館(香港)、2019年「二つの部屋、三つのケース」京都芸術センター(京都)、2018年「開館 40 周年記念展 トラベラー:まだ見ぬ地を踏むために」国立国際美術館(大阪)、企画に、2019年「5月」以外スタジオとそれ以外(東京)、2018年「漂白する私性 漂泊する詩性」横浜市民ギャラリー(神奈川)などがある。
https://ksekigawa0528.wixsite.com/sekigawa-works

INFORMATION

あざみ野コンテンポラリー vol.11
「関川航平 今日/ Sekigawa Kohei: Let’s call it a day」

 

会期:2020年10月10日(土)〜11月1日(日)
会場:横浜市民ギャラリーあざみ野 展示室1(神奈川県横浜市青葉区あざみ野南1-17-3 アートフォーラムあざみ野内)
開場時間:10:00〜18:00
料金:入場無料
※10月26日(月)は休館日

特設ページ:https://artazamino.jp/special/contemporary-2020/

 

《関連イベント》

①対談 関川航平×山下澄人

日時:10月31日(土)14:00〜16:00
出演:関川航平、山下澄人(小説家/劇団FICTION主宰)
会場:3階アトリエ
定員:30名
料金:無料
※要事前申込(先着順) ※保育あり
申し込みフォーム

 

②あざみ野カレッジ 連携企画
身体とことばの不安定さについて―関川航平の方法

日時:10月24 日(土)14:00〜16:00
講師:木下知威(日本社会事業大学 社会福祉学部)
ゲスト:関川航平
会場:3階アトリエ
定員:30名
料金:500円(あざみ野カレッジ学生証料金)/1,000円(一般)
情報保障コーディネート:手話マップ
※要事前申込(先着順) ※手話通訳・文字通訳あり ※保育あり
申し込みフォーム

 

問い合わせ:TEL/045-910-5656(横浜市民ギャラリーあざみ野)

(更新日:2020.10.09)
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