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第13回TURNミーティング「きく・ふれる・そうぞうする ~身体感覚を通してとらえる世界~」オンライン開催!

昨年11月29日に開催された、第12回TURNミーティング「『ろう文化』ってなんだろう? ~『手』で会話する?~」第二部の議論の様子。左から、高島由美子さん(手話通訳士)、モンキー高野さん(「手話フレンズ」代表)、那須英彰さん(俳優、手話ニュースキャスター)。 写真:金川晋吾(TURN公式ウェブサイトより)
福祉・教育などの現場で活躍する専門家やアーティストなど各分野のスペシャルゲストを招き、さまざまな視点から「表現」の可能性について語り合う、第13回TURNミーティング「きく・ふれる・そうぞうする ~身体感覚を通してとらえる世界~」が、2021年3月6日(土)にオンラインにて開催されます!
「TURN」とは、障害の有無や世代、性、国籍、住環境など背景や習慣の“違い”を超えた出会いから表現を生み出すアートプロジェクト。2015年の始動以降、アーティストと福祉施設や社会的支援を必要とする人々が交流・共働を重ねる「TURN交流プログラム」と、福祉施設や団体がアーティストとともに参加型のイベントなどを企画する「TURN LAND」を軸として活動してきました。
「TURNミーティング」は、こうした日々の実践と並行し、さまざまなゲストを招いて「TURN」を考察したり、活動意義を広く発信する場として定期的にひらかれています。

「『ろう文化』ってなんだろう? ~『手』で会話する?~」の配信の様子。左から、パフォーマンスゲストのマチーデフさん(ラップクリエイター)、司会のライラ・カセムさん(TURNプロジェクトデザイナー)。写真:金川晋吾(TURN公式ウェブサイトより)

ラップクリエイター・マチーデフさんによるライブパフォーマンスの様子。指文字で歌詞を表現したり、ラップのビートを視覚的に表すグラフィックを表示したりなど、聴覚に障害のある人でも楽しめるアイデアが詰まったライブに。 写真:金川晋吾(TURN公式ウェブサイトより)
そして、今回、第13回目を迎えるTURNミーティングのテーマは、「きく・ふれる・そうぞうする ~身体感覚を通してとらえる世界~」。ブラインドサッカー選手の駒崎広幸さんと鳥居健人さんをゲストに迎え、空間把握の仕方や、他者とのコミュニケーションの方法にどのような形があるのかなど、聴覚と身体感覚に焦点を当てたトークセッションが行われます。
一人ひとりが異なる身体をもつからこそ生まれる感覚や認識の違いを知ることで、これまでとは少し世界の見え方が変わってくるかもしれません。興味のある方はぜひご参加を!
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TURN 障害の有無、世代、性、国籍、住環境などの背景や習慣の違いを超えた多様な人々の出会いによる相互作用を、表現として生み出すアートプロジェクト。アーティストの日比野克彦を監修者に迎え、2015年、東京2020オリンピック・パラリンピックの文化プログラムを先導する東京都のリーディングプロジェクトの一つとして始動。その後、2017年度から、東京2020公認文化オリンピアードとして活動を実施している。
https://turn-project.com/
INFORMATION
第13回TURNミーティング「きく・ふれる・そうぞうする ~身体感覚を通してとらえる世界~」
日時:2021年3月6日(土) 15:00〜16:30
会場:TURN公式ウェブサイトにて配信 ※TURN公式Facebookのライブ配信からも視聴可能
料金:無料 ※事前申込不要、手話通訳・文字支援等のアクセシビリティサポート付き
出演者:駒崎広幸(ブラインドサッカーチーム「埼玉T.Wings」、日本ブラインドサッカー協会所属)、鳥居健人(ブラインドサッカーチーム「free bird mejirodai」、参天製薬株式会社 企画本部CSR室所属)、日比野克彦(TURN監修者/アーティスト/東京藝術大学美術学部長・先端芸術表現科教授)
内容:
15:00~15:15 はじまりの挨拶/日比野克彦、森 司(TURNプロジェクトディレクター)
15:15~15:30 第1部 活動紹介 ~ブラインドサッカーと身体感覚~/駒崎広幸、鳥居健人
15:30~16:25 第2部 きく・ふれる・そうぞうする ~身体感覚を通してとらえる世界~/駒崎広幸、鳥居健人、日比野克彦 聞き手:森 司
16:25~16:30 おわりの挨拶
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