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“手一杯”から“てぶら”へ……「てぶら革命!」プロジェクト、3月11日(土)〜鳥取各所で開催!
“てぶら革命”って?
学歴、キャリア、お金、モノ、権力、肩書き……。より多くのものを「手にいれる」ことに価値がおかれる今、多くのものを手にしていないと、将来への不安につながることもしばしば。けれど、“持つ”ことにこだわって「手一杯」となり、暮らしにゆとりが持てなくなっている人も多いはず。
そんな中、“持つ”ことに価値を見出すのではなく、他の人と共有したり交換することでお互いが活き活きと豊かに暮らしていくことを目指し、“てぶら”でそれぞれの持っている知識や技術を交換しようというプロジェクト「てぶら革命」が、3月11日(土)〜28日(火)鳥取県の各所で開催されます。
“わたしたちの手は本来、何かを「所有する」ためにあるのではなく、未知なものを探り、人々とつながり、新たなものを生み出すためにある。”
「てぶら革命」は、このコンセプトのもと、ドイツの地方都市・ライプツィヒにある「日本の家」からはじまりました。お金や経験がなくても、行政や企業に頼らず、地域の人々の協力を得ながら、トライアンドエラーを重ねて場所づくりをしていく「てぶら革命」は、国や地域を超え、さまざまなな場所で同時多発的に進行しています。
「日本の家」は、街の一角にある空き家をセルフリノベーションし、日本をテーマに人々が集いアイディアや物を生み出していくクリエイティブな場としてスタート。近隣住民、市民団体、芸術家などライプツィヒの地元の人たちと、日本をはじめとしたドイツ国外の人たちが協働し、コンサート、地域の芸術祭、日本文化ワークショップ、学術的シンポジウムなど、多種多様な活動を行っています。
各プログラムをご紹介!
ドイツの地方都市・ライプツィヒと鳥取県は、人口減少により空き家と空き地が数多くあり、移住してきた若者たちがその空間を使って、「てぶら」の状態から場所づくりをしているという共通点があります。3月11日(土)〜28日(火)の間、ドイツからやってきたアーティストや日本のアーティスト、そして鳥取に暮らす地元の人たちと一緒につくっていく各プログラムの詳細をご紹介します! 参加費、材料費はすべて投げ銭。申込も不要なので気軽に足を運んでみませんか?
◆「ドイツから「日本の家」がやってきた!」
ライプツィヒ「日本の家」で毎週行われている「ごはんのかい」を鳥取で開催。「ごはんのかい」は、移民の人も難民の人も多様な人々が集まり、動物性の食材を使わないビーガン料理を“みんなで作ってみんなで食べる”会。お代は投げ銭! 経済的、宗教的、心情的な違いにかかわらず、すべてのひとがフラッと訪れられるような場を目指しているそう。
鳥取編では、みんなでドイツのごはんをつくります。ごはんを堪能したあと、地域に根付き、分野を横断する国際的に活動するライプツィヒ「日本の家」についてご紹介。ワークショップのあとは、「鹿野におじゃまします」という気持ちが込められた、キックオフパーティーも開催されます。
【インフォメーション】
日時:3月11日(土)18:00〜
場所:八百屋barものがたり(鳥取市鹿野町鹿野1407)
日時:3月28日(火)19:00〜
場所:たみ(鳥取県東伯郡湯梨浜町中興寺340-1)
ドイツ・ライプツィヒにある「日本の家」の「ごはんのかい」の様子
◆「都市のたまご – 鳥取編」
ドイツの春は、イースターの季節。ドイツと日本のアーティストが中心となり、子どもから大人まで楽しめる、たまごづくりアートワークショップ「都市のたまご – 鳥取編」が開催されます。
「都市のたまご」は、2016年ライプツィヒ「日本の家」のメンバーによって誕生。子どもや大人が集まってたまごづくりに没頭し、完成した大小さまざまなたまごを持ってまちを練り歩き、多くのまちの人々に見守られながら、「日本の家」前の街灯に吊るし、夜の街を照らしました。
14:00〜 イースターエッグを作ろう&探そう!
本場ヨーロッパのイースターエッグを、オーストリアとオランダのアーティストとともにつくるワークショップ。卵を野菜や紅茶、コーヒーなどの色で染め上げたり、薄い紙を貼って彩ります。
その後、長い歴史をもつ旧田中邸の家や庭のあちこちに卵を隠し、子どもたちに見つけてもらうのだそう。お子さんと一緒にぜひご参加ください。
17:00〜 「ひかるたまご」をもってまちに繰り出そう!
竹と紙でつくる大きな「ひかるたまご」を持ってまちを練り歩き、みちばた、神社や森、川べり、家の中など、いろんな場所にたまごを置いて光らせ、見慣れたまちの新たな一面を見ることができます。
ドイツのホットワインやおつまみを楽しみながら、一緒にたまごを温めませんか?
【インフォメーション】
日時:3月18日(土)14:00〜、17:00〜
集合場所:旧田中邸(鳥取市鹿野町鹿野1408)八百屋barものがたりの右隣
2016年に「日本の家」で行われたプロジェクト「都市のたまご」の様子
◆若者座談会 :「移住」と「場所づくり」
鳥取に住まう移住者、鳥取出身の若者たち、ドイツからきた若者たち集まり、これからの「移住」と「場所づくり」について話し合う座談会。特に「てぶら」で移住し、生活していくなかで見えてきた希望と課題点についてじっくり語り合います。
その後、鳥取と鹿野が持つ可能性や、新たなモノ・お金・食などの循環について内容をまとめ、「てぶらシンポジウム」にてまちの方々に発表できるようにするそう。
※参加者が遠慮することなく本音で話ができるように、この会の参加者は「若者」限定!ただし「若者」の定義はそれぞれですので「自分は若者だ!」と思われる方は参加できます。
【インフォメーション】
日時:3月21日(火)19:00〜
場所:八百屋barものがたり(鳥取市鹿野町鹿野1407)
◆「てぶら革命!シンポジウム」
鹿野で暮らす地元の方々に向けて、ワークショップ「都市のたまご」と「若者座談会@鹿野」がどのように開催されたかを発表し、意見を交換する会。ワークショップを通じてみえてきた「外からみたときの鹿野の課題と可能性」に着目し、ドイツからやってくる2人のアーティストにも、鹿野で行った作品作りについて発表してもらう予定だそう。
【インフォメーション】
日時:3月25日(土)18:00〜
場所:八百屋barものがたり(鳥取市鹿野町鹿野1407)と旧田中邸(鳥取市鹿野町鹿野1408)
INFORMATION
「てぶら革命!@鳥取」
日程:3月11日(土)〜28日(火)
参加方法:参加費、材料費はすべて投げ銭! 申込不要
公式HP:http://djh-leipzig.de/ja/tebura_tottori
問い合わせ先:freehand.revolution@gmail.com
<開催される場所>
◎八百屋barものがたり(鳥取市鹿野町鹿野1407)
アクセス:JR浜村駅からバスで約20分「鍛冶町」下車徒歩3分、JR鳥取駅からバスで約75分「鍛冶町」下車徒歩3分
◎たみ(鳥取県東伯郡湯梨浜町中興寺340-1)
アクセス:JR松崎駅から徒歩5分
◎旧田中邸(鳥取市鹿野町鹿野1408)
アクセス:八百屋barものがたりの右隣