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石畳が美しい城下町がお茶の香りに包まれる二日間。 「きつき大茶会」10月20日(土)、21日(日)開催@大分県杵築市

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大分県の国東半島の付け根に位置する杵築市(きつきし)。街のシンボルの杵築城、古い石畳の坂、風格のある武家屋敷など、江戸時代に栄えた城下町の風景が今もそのまま残っています。守江湾を見下ろす高地には青々とした茶畑が広がり、30軒近くの生産者が、煎茶や紅茶となる茶葉を栽培しているとか。茶葉栽培に適した温暖な気候の恩恵を受けながら、気温の高低差が激しい山間部で育った「きつき茶」は、独特の甘みとコクがあり、深く豊かな香りが特徴です。

そんな「きつき茶」を主役にしたイベント、「きつき大茶会」が、10月20日(土)、21日(日)の2日間、杵築市内城下町一帯を舞台に開催されます!

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現在、大分県全域で開催中の国民文化祭、全国障害者芸術・文化祭(2018年10月6日〜11月25日)は、老若男女、障がいのある人もない人も、誰もが参加して楽しむことができるようにという想いを込めて、「おおいた大茶会」というテーマを掲げています。

「きつき大茶会」は、そのコンセプトをベースに、杵築らしさを生かして企画されたお茶づくしのイベント。趣向を凝らしたお茶会をはじめ、県内外のおいしいものを集めたマーケット、さまざまなパフォーマンスや落語が行われるステージなど、盛りだくさんの内容! 街全体がお茶の香りに包まれ、にぎやかに彩られる二日間のイベントの一部をご紹介します!

◎お茶会

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まず注目したいのは、街のあちらこちらで開催される《お茶会》。茶車を使って野点で楽しむ「茶車茶会〜火と水と葉と」や、九州各地のさまざまなお茶を味わえる「九州茶会」など、あらゆるスタイルのお茶会が目白押し。どれも気軽に参加できるものばかりです。

◎STAGE/LIVE

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音楽ライブをはじめ、子どもが楽しめる紙芝居や似顔絵切り絵など、さまざまなジャンルのパフォーマンスも実施。杵築の街を象徴する美しい石畳みの坂がある「酢屋の坂下ステージ」では、大分県で活躍する落語家・月亭太遊さん、囃屋ザトーさんによる落語が披露されます。「きつき大茶会」のために用意したという演目に注目です!

そのほかにも、書家・華雪さんによる書の公開制作や、このイベントのディレクションを手がけたBEPPU PROJECT代表の山出淳也さんや、企画・デザインを担当したgraf代表の服部滋樹さんによるトークイベントも開催。両日ともコンテンツが盛りだくさんなので、ホームページで事前に予定をチェックしてお出かけするのがおすすめです。

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(写真:志鎌康平)

 

◎ワークショップ

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お茶にまつわるワークショップも充実の内容。「杵築七島藺でつくる急須置き」では、一度は途絶えた畳の原料、七島藺(しちとうい)を使った急須置き作りに挑戦できます。「自分のカラダにあった薬膳茶づくり」では、杵築産の紅茶をベースに自分の体調に合わせた薬膳茶を調合。そのほか、「食べるお茶客家擂茶《はっかれいちゃ》体験」や「手作りほうじ茶体験」など、計11のワークショップが開催されます。

◎茶々茶マーケット

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そして必ず訪れたいのが、「古今東西の茶文化」をテーマに飲むこと・食べること・選ぶことなどを体験、体感できる「茶々茶マーケット」。九州各地から約50店が自慢の商品とともに集結。お茶をはじめとするさまざまな種類の飲みもの、お茶にあう焼菓子やパン、お茶にまつわる道具や雑貨も販売。人気商品は完売必至! お目当のものがある人は早めにチェックを!

九州は日本のお茶の始まりとも言われる場所。お茶どころ・杵築で、秋の休日を過ごしてみては。 

INFORMATION

「きつき大茶会」

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会期:2018年10月20日(土)、21日(日)
会場:大分県杵築市内 城下町一帯
ホームページ:http://kitsukidaichakai.jp/
主催:第33回国民文化祭杵築市実行委員会、第18回全国障害者芸術・文化祭杵築市実行委員会
企画・デザイン:graf
全体ディレクション:NPO法人BEPPU PROJECT

問い合わせ: 0978-63-5558(杵築市教育委員会 文化・スポーツ振興課 文化振興係)

(更新日:2018.10.16)
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