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藁細工のぬくもりに触れる。「藁の道」開催中〜12月24日(月・祝)@かまわぬ浅草店

おいしいお米の副産物、藁(わら)にスポットを当てた企画展「藁の道」が、手ぬぐい専門店・かまわぬ浅草店 2F “piece”で現在開催中です。

古代に始まった日本の稲作文化は、主食となる米づくりの技術の発展とともに、丈夫さとしなやかさを併せ持つ天然素材・藁の実用性を見出し、縄をなう、ムシロを編む、食料を包む……など、身近な生活道具として活用してきました。

地域性を色濃く映しながら脈々と受け継がれてきた藁細工は、実用性もさることながら、手仕事の技術、美しいデザインも目を見張るものがあります。ところが、時代の移り変わりとともに便利な工業製品が次々と生まれ、こうした昔ながらの藁細工は今、急速に姿を消し、技術の伝承がとても困難なものになっています。

本展では、藁細工の研究と普及活動を行う「藁結の会」の尾澤千鶴子さんが収集した美しい藁製の民具や道具のコレクション展示をはじめ、現役の藁細工職人らによる小物の販売やワークショップなど、さまざまな角度から藁文化に触れることができます。その汎用性の高さ、デザインのバリエーションに驚くこと請け合いです!

今週末の12月15日(土)と16日(日)には、岐阜・飛騨白川郷の藁文化を記した映像の上映と、気軽に参加できるワークショップも行われます。

◎12/15 (土)わらの上映会と宮崎先生のお話会

藁研究の第一人者、千葉大学名誉教授の宮崎清さんによる藁にまつわるお話と、民族文化映像研究所アーカイブに残る藁文化を記録した作品の上映。

上映作品:「稲わらの恵み 飛騨国白川郷」(1997年 56分)
時間:18:00〜20:00(開場17:30)
参加費:2,500円+
定員:25名(要予約)※ドリンク付き
お話:千葉大学名誉教授、藁の文化研究会主宰 宮崎清さん

 

12/15(土)わら筆づくりワークショップ

藁の“みご”の部分を使い、藁筆を作ります。今年の年賀状づくりにも使えそう!

時間:①11:00〜12:30 ②14:00〜15:30
講師:藁結の会(尾澤千鶴子さん・御厨真澄さん)
参加費:1,800円+税(材料費込み)
定員:8名(要予約)


◎12/16
(日)みご箒づくりワークショップ

手のひらサイズの小さな藁箒づくりに挑戦! デスクまわりや細かい所のお掃除にも便利です。

時間:①11:00〜12:30 ②14:00〜15:30
講師:藁結の会(尾澤千鶴子さん・御厨真澄さん)
参加費:1,800円+税(材料費込み)
定員:8名(要予約)

それぞれの催しやワークショップへの参加は、かまわぬ浅草店の店頭、または、お電話(03-6231-6466)で事前にご予約を。

寒さが厳しい今の季節こそ、藁のぬくもりが実感できるはず。日本の暮らしを支えてきた藁の存在を身近に感じてみませんか?

INFORMATION

「藁の道」


期間:2018127日(金)〜1224日(月・祝)
場所:かまわぬ浅草店2Fpiece
出展者:東明美/工房ストロー/渋田香代子/なかよし菜園/べにや民芸店みちくさ庵/藁結の会

協力:宮崎清(千葉大学名誉教授、藁の文化研究会主宰)、民族文化映像研究所
イベント詳細:https://kamawanu.co.jp/information/page_1589.html
イベント問い合わせ、ワークショップ予約:03-6231-6466(かまわぬ浅草店

(更新日:2018.12.13)
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