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写真家・大森克己さんの新作個展「♯soundsandthings」、ギャラリートラックスにて開催!

写真家・大森克己さんの新作個展「♯soundsandthings」が、7月4日(土)から山梨県・八ヶ岳「ギャラリートラックス」にて開催されます。
大森克己さんがiPhone6で撮影した写真を、InstagramなどのSNSを通じて発表しているプロジェクト 「#soundsandthings」。今個展では、そのデジタル写真が、プリント作品となって展示されます。

asahi camera 7

昨年末に新しいデジカメを手に入れた、って i-phone 6 なんだけど。いろいろ触って試してみたらこのデヴァイス、なかなかの性能だ。ほんとうに写りが良いし携帯性も機動力も高い。
当たり前ですね。ケータイなんだから。
以前は携帯電話で写真を撮影することに何かしら言い訳のようなものが自分の中にあったのだが、いまやごく普通のカメラとして活躍し、「デジタル写真」というものがついに自分のモノになったように思えて、なかなかにうれしいものである。
毎日出会った景色や人を撮り、間髪を入れず SNS で公開する。そしてあまたある SNS のなかでも Instagram がこのところ自分の写真を公開する主要な場所のひとつになってきた。

自分の写真を様々な人が見てくれるということはもちろん楽しいのだが、それよりも、#(ハッシュタグ)という機能によって、自分の写真があるひとつの言葉(#なんとか)を軸にしてまったく知らない人が撮影した写真や映像と一緒のグループに分類されることにドキドキする。
例えば、#土門拳とか # williameggleston と自分の写真にタグ付けすることで、Instagram 的「写真史」のなかに自分の写真が、自動的に組み込まれる訳だ。#khorsabad によって、古代オリエントの世界と同時にイスラム国にもつながっていく。
#を考えることは、写真や映像を見て、そこに写っているものだけでなく、写真のなかの目に見えづらい様々なレイヤーをどのように言語化するのか、というレッスンでもある。(大森克己)

“写真と言語をどのように結びつけてくのか”という大森克己さんの新たな問いかけを体感できる写真展。プリント作品として実際に見ることができる貴重なチャンス、お見逃しなく。

【大森克己プロフィール】
1963年、神戸生まれ。1994年キヤノン写真新世紀優秀賞受賞。国内外での写真展や写真集を通じて作品を発表。2013年グループ展「日本の新進作家vol.12 路上から世界を変えていく」(東京都写真美術館)に参加。2014年個展「sounds and things」(MEM)を開催。代表的な写真集に『サルサ・ガムテープ』(リトルモア)、『encounter』(マッチアンドカンパニー)、『サナヨラ』(愛育社)、『Cherryblossoms』(リトルモア)、『STARS AND STRIPES』、『incarnation』、『すべては初めて起こる』(マッチアンドカンパニー)など。

(更新日:2015.06.30)
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