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「どう生きたいか?」という問いから、地域のありようを考える。トークセッション「風景社セッション2021 その先の、風景を語ろう。」、会場参加&オンラインにて開催中!

リモートワークが普及したこの1年、住む場所を決める基準が「仕事」から、自分自身がどう生きたいかという「暮らし」にシフトした人は多いかもしれません。

そんななか、未来に残したい地域社会の姿と、個人の生き方をどのように重ねていけば良いのかを考えるトークセッション、「風景社セッション2021 その先の、風景を語ろう。」が、12月4日(土)まで、栃木県益子町にあるカフェ&ギャラリー「ヒジノワcafe&space」とオンライン配信のハイブリッド方式で開催中です。

イベントを企画するのは、栃木県益子町を拠点に、地域づくりの事業提案や広報企画制作など、地域に暮らす人の生業と自然環境との良好な関係を保つ活動を続ける、有限責任事業組合「風景社」。その名の通り、目の前に広がる「風景」をよりよいかたちで次世代に繋いでいくことを理念とする団体です。

今回の「風景社セッション2021」は、『野良着で逆襲展』や『衝撃の落語展』の企画など、型に囚われない表現で土着的な文化の価値を発信し続ける和楽器パンク・ロックバンド「切腹ピストルズ」の隊長・飯田団紅さんや、200年かけて多様な生物が生きる雑木山を育む「里山制作団体・つち式」を運営する東千茅さんなど、地域を舞台にさまざまな領域で活躍する講師を招き、全6回のプログラムを通して、未来に残したい地域の風景について考えていく内容となっています。

ウェブマガジン『ソトコト』編集長・指出一正さんを講師に招き開催された、第一回トークセッション「持続可能な地域づくり- ローカルから捉え直すSDGs」の様子。

時間内に「答え」を求め合うのではなく、「問いを立てる」ことを学び直す場だからこそ、一人ひとりがこれからの生き方・暮らし方の手がかりを得られるはずです。ぜひ、それぞれの場所から参加して、地域と自分の暮らしがどう重なるか考えてみませんか?

INFORMATION

風景社セッション2021

日時:~12月4日(土)
第1部:15:30~16:30 講演の時間
第2部:16:30~17:30  風景社ホストの進行による対話の時間
会場:
①オンライン配信 ※vimeo風景社アカウントにて、開催日の翌週金曜日から1か月間の期間限定で配信。
ヒジノワcafe&space(栃木県芳賀郡益子町大字益子1665)
※会場での参加受け入れ実施可否については、COVID19感染拡大の状況を踏まえ、各回開催日の1週間前の土曜日に決定され、風景社公式HP「土祭2021」公式HPにてご案内します。
※終了後に講師を囲んだ懇談の時間を用意します(当日の状況により変更の可能性あり)。
※オンライン配信の申込をされている方は追加料金1000円で会場視聴に参加いただくことができます(オンライン配信の視聴チケットも付与します)。
申込方法:Peatixの申込ページより、各回の応募専用フォームからお申し込みください。
料金:1,000円(オンライン配信)、2,000円(会場での参加/定員12名)
HP:https://fukeisha.org/

◎プログラム

【第2回】「『反近代をどり』考証」
日時: 8月7日(土)15:30~17:30
講師:飯田団紅(「切腹ピストルズ」総隊長)
講師プロフィール:和楽器でパンクミュージックを演奏する音楽集団「切腹ピストルズ」の、「江戸一番隊」総隊長。栃木市在住。若い頃より、絵、デザイン、音楽を基本に活動し、「切腹ピストルズ」結成とほぼ同時期より、それらの領域をはみ出し、生活や日常、風景を含め、実景としての実現を目指し活動を続けている。明治維新以前の庶民的な慣習や野良着・はんてんの「逆襲」を企む。
ホスト:廣瀬俊介(風景社 環境デザイナー)
コメンテーター:杉本聰子(宇都宮市・「九条の会」栃木 共同代表)
申込ページ:https://peatix.com/event/1934651/view

【第3回】「文化の地産地消を目指して―廃校から見えてくる未来の風景」
日時:9月4日(土)15:30~17:30
講師:坂口修一郎(「一般社団法人リバーバンク」代表理事)
講師プロフィール:1971年鹿児島生まれ。ミュージシャン/プロデューサー/プランニングディレクター。株式会社BAGN代表、鹿児島の地域プロジェクト「一般社団法人リバーバンク」代表理事、子どもたちのための体験教育メディアを運営する「マンモス・インク」CLO(ChiefLearning Officer)など複数の肩書きを持つ。
ホスト:大塚康宏(風景社 ウェブクリエイター)
コメンテーター:小鮒ちふみ(那珂川町・「こぶな農園」の台所担当/「おへそ共室」主宰)
申込ページ: https://peatix.com/event/1934671/view

【第4回】「日本と台湾-地方創生とローカルデザイン」
日時: 10月2日(土)15:30~17:30
講師:蔡奕屏〈サイ・イーピン〉(記者・ローカル系文化研究者)
講師プロフィール:台湾・台北市出身。日本と台湾を繋ぐ書き手であり、ローカル系文化の研究者でもある。関心は、諸地域で営まれている工芸や農業の様子、まちづくりの在り方、地域性が高いデザインを生み出す人々や、その仕事など。台湾大学ソーシャルワーク学部卒業、台湾芸術大学院工芸デザイン科を修了。現在は、千葉大学デザイン文化計画研究室博士後期課程に在学中。
ホスト:須田将仁(風景社 アートディレクター)
コメンテーター:中山久美(「民芸店ましこ」店主)
申込ページ:https://peatix.com/event/1934680/view

【第5回】「二百年の里山、十全に生きるために」
日時: 11月13日(土)15:30~17:30
講師:東千茅(農耕者/「つち式」代表)
講師プロフィール:農耕者。里山制作団体「つち式」代表。1991年、大阪府生まれ。2015年、奈良県宇陀市大宇陀に移り住み、里山で暮らす。2020年、棚田と連続する杉山を雑木山に育む200年計画「里山二二二〇」を開始。著書に『つち式 二〇一七』『つち式 二〇二〇』(私家版)『人類堆肥化計画』(創元社)。
ホスト:廣瀬俊介(風景社 環境デザイナー)
コメンテーター:伊藤奈菜(「bio-landscape」代表)
申込ページ:https://peatix.com/event/1934685/view

【第6回】「森からめぐらす、いのちのランドスケープ」
日時:12月4日(土)15:30~17:30
講師:赤池円(『私の森.jp』編集長)
講師プロフィール:ウェブサイトのプランニング、デザイン、プログラム開発などを⼿がける、「有限会社グラム・デザイン」代表。本業の傍ら、主に環境・森林・地域・教育分野の情報発信の支援やプロジェクトの仕組みづくりなどにも参画し、『私の森.jp』編集⻑、「特定⾮営利活動法森づくりフォーラム」理事、「⼀般財団法⼈ハヤチネンダ」理事、「木育・森育楽会」アドバイザリーボードメンバーも務める。
ホスト:大塚康宏(風景社 ウェブクリエイター)
コメンテーター:塚本竜也(「NPO法人トチギ環境未来基地」代表理事)
申込ページ:https://peatix.com/event/1934690/view

(更新日:2021.07.30)
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