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“明朝体”のルーツをひもとく「三度目の京都 -1678 / TODAY-展」開催
タイポグラフィを中心としたグラフィックデザインの本を扱う古書店「BOOK AND SONS」で、7月12日(日)〜7月20日(月) 、「三度目の京都 -1678 / TODAY-展」が開催されます。
日本で幅広く親しまれている“明朝体”は、木版や活字による活版印刷用の書体として生まれました。その起源とされているのが、宝蔵院(京都・宇治)に収蔵されている、『一切経』の文字が彫刻された版木(はんぎ)です。『一切経』とは、仏教思想をはじめ、天文・人文・医術・薬学・人道など社会のあらゆる面を説いた仏教の百科辞典ともいわれています。
「1678 / TODAY展」では、新たな視点で京都の魅力を伝えているプロジェクト「三度目の京都」が、写真や映像、本を通して、明朝体のように現在に残る“カタチ”の語源を探っています。
印刷物やデザインなど、私たちの身近にある明朝体のルーツをのぞきにいきませんか?
「三度目の京都」とは?
写真家・中島光行、工芸ジャーナリスト・米原有二、写真家・映像作家・須藤和也中心となった編集チームが、個々の視点で京都の魅力を自主的にアーカイブし発信していくプロジェクト。もっと京都を好きになってもらえるように、メンバーの個々の視点を「三度目の京都 視点」として魅力を発信している。見た人に新しい気づきや、再発見をしてもらうことが目的。関連書籍『A PRIVATE KYOTO TRAVELOGUE 』
INFORMATION
三度目の京都 – 1678 / TODAY- 展
日程:7月12日(日)〜7月20日(月) ※レセプション:7月20日(月)14:00〜15:00
時間:平日 12:00 〜 20:00、土日祝 10:00 〜 20:00 (最終日〜19:00)
場所:BOOK AND SONS(東京都目黒区鷹番2-13-3 キャトル鷹番)
問い合わせ先:BOOK AND SONS 03-6451-0845
HP: bookandsons.com
※会期中は「三度目の京都 オリジナル明朝体」が配布されます。
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