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岐阜県白川村で、空き家を再生しながら暮らすシェアハウス(家賃2万円)の入居者募集がはじまりました!

2015年春からの半年間、村内の空き家をDIYでシェアハウスへとリノベーションするプログラム「セルフリノベーションワークショップ」を実施してきた、岐阜県白川村。以前、『雛形』でもワークショップ参加者募集をご紹介しましたが、いよいよシェアハウス「やまごや以上ほしぞら未満」が完成間近となり、入居者募集がはじまりました。

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「いきなり移住するのはハードルが高いので、最短で3カ月から、可能な方は1年くらいかけてシェアハウスに住んでもらい、村の人たちと徐々にコミュニケーションをとっていただきたいと思っています。
住んでみながら、それぞれに合った暮らし方や、この村での事業構想を考えていってもらえれば嬉しいです。事業計画も大事ですが、それ以上にもっと土地の空気を感じてもらいたいと思っているんです」と、空き家プロジェクトの中心メンバーであり、2015年4月に「アオイロ・カフェ」を立ち上げた柴原孝治さんは話します。

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村のおじさんおばさんと

写真上:古民家をリノベーションした「アオイロ・カフェ」の内装。写真下:カフェには、近所のおじいちゃんやおばあちゃんも足を運んでくれるのだそう。

シェアハウス「やまごや以上ほしぞら未満」の特徴は、白川村に滞在し文化や生活を体験しながら、1年かけて村内の空き家を企画から施工までリノベーションして再生していくところ。

「実際に空き家再生を手掛けることで、村の人々からの信頼も得やすくなるんじゃないかと思っています。外から来た人が村で何かを始めるときには、実際に何かをつくって村の人に見てもらうのがいちばん早いと感じています。“彼に任せれば大丈夫”というのを、今回の空き家リノベーションを通して村の人にも実感してもらえる機会になれば」と、プロジェクトの発案から大きく関わる、シェアハウスの女将・福田麻衣子さん。

仲間と暮らしながら、リノベーションのノウハウも学べ、これからの働き方や暮らす場所を考える時間が持てる今回の企画は、白川村としてはチャレンジであり、移住に興味はあるものの実際にはどうしてよいか分からない人にとっては絶好のチャンスかもしれません。

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「セルフリノベーションワークショップ」の様子。参加者と一緒に徐々にシェアハウスがつくられていった。

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岐阜県南部にあたる、白川村平瀬地区。近くには、白山の麓から湧き出る「平瀬温泉」がある。

シェアハウスの入居は定住が条件ではなく、さまざまなタイプの移住に興味がある人たちのトライアルの場となってくれればという想いが強いそう。

実際に住んでみて地域の方々と関わっていく体験移住は、移住のための大きな第一歩。白川村シェアハウスへの入居は、2015年11月よりスタートします!

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10月28日(水)は、名古屋で「白川村ナイト 秋の味覚と空き家リノベ説明会!」も開催。今回のシェアハウス入居者募集について詳細が紹介されます。ご興味のある方、名古屋在住の方、ぜひ参加してみませんか?

INFORMATION

「白川村空き家プロジェクト」入居者募集
名称:シェアハウス「やまごや以上ほしぞら未満」(白川村お試し移住施設)
所在地:岐阜県大野郡白川村平瀬353-62
募集人数:4名(定員5名)
入居期間:3カ月より
構造・間 取: 個室5部屋+LDK(約16.5帖)+浴室+トイレ2ヶ所+お庭(ウッドデッキ)
設備:上下水道・プロパンガス・中部電力
契約方法:入居時に白川村役場と同意書締結必須
家賃:月額 20,000円/共益費:月額 12,000円
入居条件:メンバーと生活や苦楽をともにしながら空き家再生を行うこと。事前に、白川村役場及び地域おこし協力隊担当者による個別面接あり。先着順(定員に達成した場合受付終了)
HP:http://shirakawa-go.org/topics/9507/
問い合わせ:地域おこし協力隊 05769-6-1311(白川村役場)担当/柴原・福田

 

「白川村ナイト 秋の味覚と空き家リノベ説明会!」(第1回説明会)
日程:2015年10月28日(水)19:00〜22:00
会場:西アサヒ(愛知県西区那古野1-6-13)
問い合わせ:地域おこし協力隊 TEL:05769-6-1311(白川村役場)担当/福田、柴原

(更新日:2015.10.27)
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