特集
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私の中の「どこか」は、その地で出逢った友たちの姿でできている。 2011年3月11日。大地震が起き、東京電力福島第一原子力発電所の事故が起き、日常は一瞬で変わってしまった。福島県外に移り住んだ友も、一時避難をして戻った友、ずっとお店を開け続けた友もいた。 これからどう生きていくか。 誰と、どこで、どんなふうに。 考えて考えて考え抜いた末の、一人ひとりの別々の決断が、そこにはあった。たくさんの決断があったからこそ、さまざまなことが動き出した。 めまぐるしく変化した、「あの日から10年」、の福島。 私たちは初めて、福島の沿岸部「浜通り」へと向かった。 ぼやけて見えなかった地域が、私の中で立ち上がっていく。 どこでもない、今、ここにしかない地域が。
特集
ある視点
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それぞれのダイニングテーブル事情から浮かび上がってくる、今日の家族のかたち。
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一番知っているようで、一番知らない親のこと。 昔の写真をたよりにはじまる、親子の記録。
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「縁側」店主河野理子どんなものにもある、“ふち”。真ん中じゃない場所にあるものを見つめます。
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「読まれるつもりのない」言葉を眺めるために、“誰かのノート”採集、はじめます。
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不確かな今を、私の日々を生きていくために。まちの書店さんが選ぶ、手触りのあるもの。
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美術作家関川航平ほんのわずかな目の動きだって「移動」なのかもしれない。風景と文章を追うことばの世界へ。
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徳島県・神山町に移り住んだ女性たちの目に映る、日々の仕事や暮らしの話。