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国内繊維産地のものづくりを紐解く講座「服ができるまで」3月よりスタート! 参加者募集中@東京・スパイラルスコレー

国内繊維産地の活性を目指し、2017 年に誕生したものづくりを学ぶ「産地の学校」(運営:株式会社糸編)が、特別通年講座「服ができるまで」をスパイラルスコレーにて開講。ファッションはもちろん、地域に根ざした生地や織物に興味がある方も注目の講座です。

年4回にわたって行われる講座では、各回ともに海外から評価の高い国内繊維産地と深く関わりを持ちながらものづくりをしているブランドからゲスト講師が登壇。製品が生まれるまでのストーリーを紐解く中で、素材や製造に対するこだわりだけではなく、産地の特徴や歴史など、衣服の生産背景を学んでいきます。

各地でものづくりと向き合っている講師陣だからこそ語れる、服ができるまでの様々な工程、つくる環境、つくる人たちの想い。その声に耳を傾ければ、いつもとは違うアングルでファッションや服選びを楽しむことができそうです。

【講師】
◎春の回(3月1日):hatsutoki ディレクター・村田裕樹/播州産地

東京都生まれ。大学在学中に服作りを開始。東京で活動するブランドのアシスタントなどをする中で、素材に興味を持ち全国の生地産地を回る。2012年 島田製織株式会社に入社。ディレクションを行っている「hatsutoki」は、先染め綿織物で知られる、播州織を使ったファッションブランド。拠点となる播州・兵庫県西脇市で、機屋と密接に関わりながらテキスタイルの開発を行い、洋服や服飾小物に落とし込んでいる。

 

◎夏の回(517日):EIJI ディレクター・三木健/泉州産地

大阪市に或る92年の歴史を持つ縫製工場「三恵メリヤス」の次期後継者。大学卒業後は家業とは別の道を歩んでいたが、2014年入社。2年間の開発期間を経て2017年、Tシャツブランド「EIJI」を立ち上げる。「EIJI」は、「人生で最高の一枚」という看板を掲げ、糸の1本1本に職人の想いと技術を込め、これまでにない新しい最高の体験を提供するTシャツブランド。糸から縫製までの全ての工程を日本有数の繊維のまちである大阪で行う。

 

◎秋の回(8月30日):KNITOLOGY デザイナー・鬼久保綾子/福島産地

日本のドレスメーカー学院を卒業後、イギリスの ノッティンガムトレント大学ニット科に進学。 その後福祉デザインに興味を持ち帰国後、慶應義塾大学大学院にて布の触感を研究。2012年より「KNITOLOGY」をスタートし暮らしに寄り添うニットを提案している。「KNITOLOGY」は、 “ knit + logy ” [ニットロジー = ニット学] 「実験的に模索しながら、ニットを学問のように追求してゆく」ニットブランド。言葉通り、デザイナー自らが自社に構える編み機で研究を重ね、製品をうみだしている。

 

 

 

 

 

 

 

◎冬の回(11月15日):blanket   ディレクター・彦坂雄大/尾州産地

岐阜県生まれ。大手セレクトショップで7年間販売職をした後、愛知県一宮市に所在する大鹿株式会社に入社し、本格コートブランド「blanket」を立ち上げる。現在はブランドと共に尾州産地を盛り上げる活動も行なっている。「blanket」のコートには、尾州産地にしかない低速織機の風合いや、昔ながらのミシンを使ったハマグリ刺繍、岐阜県高山市産のトグルボタンなど細部までこだわりが詰まっている。

ユニークな経歴を持ち、独自の発想とアプローチで繊維産地を盛り上げている講師陣の話をじっくり聞くことができるチャンス! 現在、peatixにて参加者募集中です。各回定員は40名で、1回のみの参加もOK。お申し込みはお早めに!

INFORMATION

服ができるまで

【開催概要】
日時:
春の回/201931日(金)19:00〜21:0018:30開場)
夏の回/2019517日(金)19:00〜21:0018:30開場)
秋の回/2019830日(金)19:00〜21:0018:30開場)
冬の回/20191115日(金)19:00〜21:0018:30開場)

会場:スパイラルルーム(スパイラル9F/東京都港区南青山5-6-23)
受講料:1回¥3,500
(税込)/学生¥2,500(税込)/ 4回通し ¥12,000(税込)
定員:各回40名(定員に達し次第締切)
申し込み:Peatixにて https://fukugadekirumade.peatix.com

問い合わせ:株式会社糸編産地の学校 sanchinogacco@gmail.com

(更新日:2019.02.07)
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