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2020年の「今ばなし」が、いつか未来の「昔ばなし」になる。「未来に伝えるせたがや今ばなし」@東京・三軒茶屋
私たちが生きる今も、いつかの昔ばなしになるのかもしれない。誰もが、一度はそんな「果てしない未来に“いま”が繋がっている」という大きな時の流れに想いをはせたことがあるのではないでしょうか。
今回、そんな、時間を越えて語り継がれる「民話」を、進行形の「今ばなし」として創作する展覧会が、2020年10月24日(土)~11月22日(日)に開催されます。
企画を手掛けるのは、音楽家やダンサーなど多彩なクリエイターとともに、パフォーマンスや平面作品を発表してきたアーティスト集団「あの海は山のよう」。
会場では、現代の「民話」を紡ぐため、展覧会に向け約3カ月かけて開催されたワークショップの成果が発表されます。
コロナの影響を受け、企画当初は予定になかった非対面でのワークショップを通じ、6人の参加者によって自宅で綴られた手紙や詩、造形物をもとに生み出された「民話」は、果たして未来の人々にどのように受け止められるのでしょう。会場では、この「民話」をもとにした紙芝居の公開制作も行われ、まさに現在進行形の物語が展開されます。
いつか未来の「昔ばなし」になるかもしれない、2020年を生きる私たちの「今ばなし」を、あなたも観に行ってみませんか?
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- あの海は山のよう 美術作家・イラストレーターの椎木彩子が主宰するアーティスト集団。対話をもとにした平面作品の制作を軸にダンスパフォーマンスなどジャンルを横断して活動している。主な展覧会に「窓辺の物語」(調布市/2020)など。
INFORMATION
第6回世田谷区芸術アワード“飛翔”生活デザイン部門受賞作品展
未来に伝えるせたがや今ばなし
期間:2020年10月24日(土)~11月22日(日) 9:00~21:00 ※月曜休み
場所:生活工房ギャラリー(東京都世田谷区太子堂4-1-1 キャロットタワー/生活工房3階)
料金:無料
※詳細はプログラム詳細ページよりご確認ください。
https://www.setagaya-ldc.net/program/497/
〈関連イベント〉
ギャラリートーク「今の話」
コロナ禍とともに始まった紙芝居の創作と展覧会について作家自身が語ります。聞き手は、これまでに椎木彩子の作品集も手掛けている本展デザイナーの浦川彰太。
日時:2020年11月14日(土) 14:00~14:30
場所:生活工房ギャラリー
講師:椎木彩子(「あの海は山のよう」主宰)、浦川彰太(グラフィック・デザイナー)
料金:無料
定員:10名(申込先着)
申込方法:下記URLにて
申込サイト:https://reg18.smp.ne.jp/regist/is?SMPFORM=ojsc-ldleqa-9e8057cffb0d605d7e155857316cad2d
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