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鳥取で映画をつくる人、観る人を訪ねた長編ドキュメンタリー三部作『映画愛の現在』完成!/11月7日@倉吉、28日@米子で上映

「映画とは何か」
「映画はどこにあるのか」
「どこに映画を見にいくのか」
(『映画愛の現在』イントロダクションより)

東京で暮らし、常に「映画館で映画を観る」ことが生活の一部だったという映像作家の佐々木友輔さんが、市内に1館、県内あわせて3館しか映画館がない鳥取へ移り住んだのを機につくったドキュメンタリー作品『映画愛の現在』

鳥取で映画を愛し、自らの手で上映機会をつくり出す活動を続けてきた人々を訪ねる3本の作品からなる本作は、今年の春に先行して「第I部/壁の向こうで」が完成し、上映されました。そしてこの秋、「第II部/旅の道づれ」「第III部/星を蒐める」が完成。来月、2作品の上映会が鳥取県内2カ所で行われます。

 

 

『映画愛の現在』第Ⅱ部「旅の道づれ」
(103分、ビデオ、2020年、揺動FILMS02)

《内容》
山陰本線の汽車に乗って、舞台は鳥取県東部から中部へ。今回の旅では、自主映画やドキュメンタリーの作り手と多く出会った。既存の枠組みに固執せず、地域に根ざした表現のかたちを模索する人々と言葉を交わしながら、わたしは自分自身を省みる。霞がかった視界の先に、次の目的地が見えてくる。(『映画愛の現在』HPより)

《上映会》
日時:2020年11月7日(土) 15:30〜17:30
※監督によるアフタートークあり
会場:ホテルセントパレス倉吉(鳥取県倉吉市上井町1丁目9-2 宴会棟)
料金:無料 ※予約制(当日受付あり)
予約・お問い合わせ:sasakiyusuke@tottori-u.ac.jp

 

 

『映画愛の現在』第Ⅲ部「星を蒐める」
(107分、ビデオ、2020年、揺動FILMS03)

《内容》
鳥取県西部で活動する団体には、コミュニティの強さを感じた。イベント当日に集まるだけではなく、ふだんから活発な交流があり、助け合いの精神を持っている。映画や映像は「作品」だけでは成立しない。鑑賞体験を構成する、記録に残らない諸々を、忘れないうちに書き記しておきたいと思った。(『映画愛の現在』HPより)

《上映会》
日時:2020年11月28日(土) 14:30〜17:00
※監督によるアフタートークあり
会場:ガイナックスシアター ホールAnn(鳥取県米子市末広町311 イオン米子駅前店3階)
料金:無料 ※予約制(当日受付あり)
予約・お問い合わせ:sasakiyusuke@tottori-u.ac.jp

 

鳥取ののどかな風景とともに、そこに根を張り、表現活動する人たちの芯のある言葉が聞ける本作。第II部には『雛形』の特集「私の、ケツダン」で写真や文章を寄稿してくださった映像作家の波田野州平さんも登場しています! 気になる方は、ぜひチェックしてみてください。

INFORMATION

現在を見つめ、未来の「映画愛」のかたちを探る
長編ドキュメンタリー映画三部作
『映画愛の現在』

監督・撮影・編集:佐々木友輔

https://qspds996.com/cinephilianow/

(更新日:2020.10.29)
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