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“生”に溢れた絵から感じる、暮らしの息づかい。真鶴出版刊行・『港町カレンダー』の原画展『生きている風景』が大阪で開催中!
懐かしい原風景を思わせるような美しい港町、神奈川県真鶴町。掘っ建て小屋やトタンの小さな家が並び、漁師町ならではの素朴な街並みが特長の小さな町です。
昨年、そんな真鶴町でゲストハウスを運営しながら町の情報を発信する『真鶴出版』から、港町の生活風景を描いた『港町カレンダー』が刊行されました。その発刊を記念し、本誌を彩る絵描き・山田将志さんの原画展が、昨年秋の東京、真鶴町での開催に続き、大阪にて2021年2月22日(月)まで開催中です。
4年前に真鶴町に移住してから、描きたいものが見つかったという山田さん。祭りばやしと熱のこもった声が今にも聞こえてきそうなお祭りの風景、しんと静まり返った台所、鯵を捌く職人の手つきなど、切り取られているのは何気ない暮らしのワンシーンです。一つひとつの瞬間が描かれた絵は、音や温度、匂い、手触りまでも閉じ込めたかのような“生”に溢れています。
今回の展示会場は、大阪を拠点にブックカフェ、ギャラリー、デザイン事務所としても全国的に人気を博している「Gallery Books Coffee iTohen」。梅田から少し離れた本庄西の住宅街にひっそりとたたずむお店です。
年末は帰省できなかったという人も、とある港町の風景を通じて、懐かしい場所や大事な人たちに想いを馳せてみませんか?
▼真鶴出版のお2人を含め、真鶴町に暮らす方々を取材した特集「この町が美しい理由」もぜひご覧ください。
https://www.hinagata-mag.com/feature/manazuru
INFORMATION
港町カレンダー 2020 – 2021 / 原画展
『生きている風景』
会期:~2021年2月22日(月)
※期間中の土曜~月曜のみ
会場:Gallery Books Coffee iTohen(大阪府大阪市北区本庄西2-14-18 富士ビル1F)
開場時間:11:00~18:00
料金:入場無料 ※入店時に1ドリンクのご注文をお願いします。
HP:http://itohen.info/exhibition/
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