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新たな可能性に繋がる「ルール」の見方・つくり方・使い方を体験しよう!「ルール?展」、開催。@東京・六本木
昨年から、外出時のマスク着用やソーシャルディスタンスの徹底など、新たな規則やマナーにより生活が一変したことで、ルールについて考える機会があったのではないでしょうか。そんななか、ルールをこれからの社会をともに生きるための手段としてポジティブに考える展覧会、「ルール?展」が、東京・六本木の21_21 DESIGN SIGHTにて、11月28日(日)まで開催中です。
本展では、国内外のデザイナーやアーティストの作品を通じて、それぞれの目的や方法でルールと向き合う人々の視点が紹介されます。さらに、会場には、日常のあちこちで私たちに影響を与えるルールに気づくきっかけとなるいくつもの仕掛けが点在。鑑賞者は実際の体験を通じて、ルールの堅苦しさではなく、ルールがあるからこそ生まれる創造性や可能性に触れることができます。

キャプション:コンタクト・ゴンゾ「訓練されていない素人のための振付コンセプト003.1(コロナ改変ver. )」(撮影:吉村昌也)

キャプション:ダニエル・ヴェッツェル(リミニ・プロトコル) 田中みゆき 小林恵吾(NoRA)×植村 遥 萩原俊矢×N sketch Inc.「あなたでなければ、誰が?」(撮影:吉村昌也)
ルールは、しばしば自分を縛るようなものとして捉えられがちですが、敢えて制限を設けることによってアイデアが生まれたり、規制が心地よく行動を促すための導線になったりと、未来をひらくきっかけになり得るものでもあります。
単に「最初から決められたもの」として受けとるだけでなく、ルールをつくる側の視点に立ってみることで、新しく見えてくるものがあるかもしれません。
INFORMATION
「ルール?展」
期間:~2021年11月28日(日)
会場:21_21 DESIGN SIGHT ギャラリー1&2(東京都港区赤坂9-7-6)
休館日:火曜日 ※11月23日(火)は開館
観覧料:一般1,200円/大学生800円/高校生500円/中学生以下無料
HP:http://www.2121designsight.jp/program/rule/events.html
参加作家:石川将也+nomena+中路景暁、ダニエル・ヴェッツェル(リミニ・プロトコル)+田中みゆき+小林恵吾(NoRA)×植村 遥+萩原俊矢×N sketch Inc.、遠藤麻衣、葛宇路(グゥ・ユルー)、高野ユリカ+山川陸、一般社団法人コード・フォー・ジャパン、コンタクト・ゴンゾ、佐々木 隼(オインクゲームズ)、NPO法人スウィング、田中功起、丹羽良徳、野村律子、早稲田大学吉村靖孝研究室、Whatever Inc.
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