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発酵文化から、目に見えない存在との共生を問い直す。ドキュメンタリー映画『発酵する民』公開中!@東京・渋谷

多様な微生物の働きによって、食物の味を良くしたり、保存性を高めることで注目されている「発酵」。変化の在りようが少し違うだけで腐敗にも繋がり得る発酵の世界は、異なる人、自然、街などさまざまな存在と共に暮らすことで成立している私たちの世界にも重なるものがあります。

今、そんな発酵の文化から、人と、人以外の存在の共生を問い直すドキュメンタリー映画『発酵する民』が、2021年7月30日(金)まで、東京・渋谷の映画館「ユーロスペース」にて上映中です。好評につき、今後、横浜の「シネマ・ジャック&ベティ」、名古屋の「シネマスコーレ」、富山の「ほとり座」など全国のミニシアターで順次公開されることも決定しました。

本作でカメラが向けられるのは、東日本大震災・原発事故後に神奈川県・鎌倉で「脱原発パレード」を行った女性たちで結成された「イマジン盆踊り部」の活動。震災後の日々の中で浮かんできた思いを唄にして、お酒や味噌、パンづくりの思想から生まれた「発酵盆唄」を踊る彼女たちの、7年間の活動を追います。

一人ひとりが持ち寄った思いを風変わりな唄と踊りに乗せて表現することで、少しずつ変化していく彼女たちと、それによって繋がり合っていく周りの人々。そこに映し出されるのは、異なるものとの共生を模索しながら世界をより良い方へと導こうとする、まさに「発酵する民」の姿です。

INFORMATION

『発酵する民』

期間:~2021年7月30日(金)
上映館:ユーロスペース(東京都渋谷区円山町1-5)
料金:一般1,800円/大学・専門学校生1,400円/会員・シニア1,200円/高校生800円(オンライン購入の場合は900円)/中学生以下500円(オンライン購入の場合は600円)
HP:https://fermentfilm.com/

(更新日:2021.07.26)
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