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北欧デザインユニットと東北の工芸職人のコラボ展示会「PHASE2015 カンパニー:ニッポン・北のヒミツ」開催中!
2014年にスタートした、才能豊かな国内外の若手アーティストが、美術館の空間を最大限にいかして展示を行う青森県立美術館のプロジェクト「PHASE(ファーゼ)」。昨年と同様、青森県出身の奈良美智さんがディレクションする2015年は、フィンランドのデザインユニット「COMPANY(カンパニー)」が登場します。

「阿保ファミリー」のためのドローイング© COMPANY
「COMPANY」は、2000年にフィンランド人ヨハン・オリンと韓国人アーム・ソンが設立し、ヘルシンキを拠点に国内外で活躍するデザインユニット。フィンランドをはじめ、ベルギー、韓国、ロシアなど、世界各地の伝統工芸品を、遊び心溢れる独自の感覚でデザインし、新たなプロダクトとして生まれ変わらせる「Secrets(シークレッツ)」シリーズを手掛けています。
今回は、東北の地を舞台に、伝統工芸と現代のデザインの融合を試みる「シークレッツ」を展開!宮城県、山形県、青森県などを旅した彼らが、旅を通じて発見した“ヒミツ”を紹介する「PHASE 2015 カンパニー:ニッポン・北のヒミツ」では、こけし工人や漆工、木工職人らとコラボレートしたプロダクトも展示されます。ユニークな「スピリット(精霊)」が吹き込まれた、東北の手仕事はどのように生まれ変わっているのか、乞うご期待!

黒石市「阿保こけしや」の前で、工人・阿保六知秀氏とその家族とともに
(中略)
彼らはどこに行っても小さなノートにメモを取ることを欠かさなかった。自分にとっては当たり前の風景、リンゴ畑すらも彼らの眼には面白く映ったのだろうか、とか思い始めると、故郷を離れて30年以上経つ自分も、急に景色が新鮮に見えたりもした。彼らのノートには青森県以外でも、東北のコケシ職人やいろんな工芸家を訪ねたことが、手描きの図とともにびっしりと書かれていて、それはなんだか、明治時代に日本の辺境に旅して記録していったヨーロッパ人の残したもののように見えて、自分の中で時間と場所がツイストした‥‥続きはこちらから。
「・・・COMPANYのヒミツ」 奈良美智 より

プロジェクトのためのたくさんのスケッチ

「スピリット(精霊)」のドローイング© COMPANY

展示構成のプラン© COMPANY
「COMPANY」プロフィール
フィンランド人のヨハン・オリンと韓国人のアーム・ソンが、2000年に設立したユニットで、デザイナー、アーティスト、プロデューサーとして活躍する。フィンランド国内はもとより、ミラン・ファニチャー・フェア(2008)やロンドン・デザイン・フェスティバル(2011)など、数多くの大規模な国際展に参加。2007 年からフィンランド、ロシアや韓国などさまざまな国に古くから伝わる手仕事に触発されながら、現代のデザインと伝統工芸との融合を試みるシリーズ「Secrets」を展開。2010年、フィンランドのデザインの分野で最も栄誉あるフィンランド国家デザイン賞を受賞。ヘルシンキ市内に、デザインしたプロダクトを販売する店舗「Salakauppa(サラカウッパ)」を経営する。

COMPANY /アーム・ソン(左)とヨハン・オリン(右)
INFORMATION
「PHASE 2015 カンパニー:ニッポン・北のヒミツ」
会期:~9月13日(日)
休館日:8月24日(月)
開館時間:9:00〜18:00 (入館は17:30まで)
場所:青森県立美術館(青森県青森市安田字近野185)、八角堂+地下2階奈良美智展示室
アクセス方法は、こちらから。
観覧料:[八角堂] 無料 [地下2階奈良美智展示室] 常設展チケット(一般 510円)が必要
*同期間に開催されている、「化け物展」の情報はこちらから。

青森県立美術館八角堂 撮影:阿野太一
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