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私たちの知らなかった遠野を「THE TŌNO BOOK」で学ぶ

ビールの原材料となるホップの生産、海外でも高評価を受けるどぶろく、山岳信仰の名残のある神社、神話の残る山々など、産物や自然に恵まれている岩手県遠野市。そんな遠野の魅力に惚れ込み移り住む人の声や、住宅情報・仕事・教育、さらに遠野の住民気質・必需品・東北の過ごし方・夜の遊び場などなど、地域の気になる情報を1冊にまとめた「THE TŌNO BOOK」が岩手県内や、仙台、那須、東京の本屋やカフェなどで配布中です!

この冊子を手掛けたのは、日本の各地でビール・発酵・デザイン・テクノロジーなどの、地域に根付いた仕事づくりの支援をしているNext Commonsがはじめた「Next Commons lab遠野」のメンバー富川岳さん。都内の広告代理店勤務から一転、遠野に移り住んで地元企業や地域の人を巻き込みながら、県外から移り住む人の受け入れ体制を整えています。

遠野への道のりは、新花巻駅から宮沢賢治作の「銀河鉄道の夜」のモデルになったと言われている釜石線・別名「銀河ドリームライン」“はまゆり号”に乗り、約1時間。新花巻で買った駅弁を食べている間に到着する町です。

駅から降り立つと、まず目に飛び込んでくる遠野のゆるきゃら、かっぱの“かりんちゃん”。それは、「遠野物語」で語り継がれる、かっぱや山岳信仰神話が町に根ざしている証。遠野には、語り継がれる神話がもとになった観光名所があることで有名です。

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しかし、いま、遠野は神話を元にした観光名所だけに頼ることなく、改めて地域の魅力を生み出しています。「Next Commons Lab遠野」は、地域のお店とともに開催する小さな青空マルシェや、伝統的な「ふるさと遠野まつり」に出展するなど、地域が誇る産物や人たちと一体となりながら新たな取り組みをはじめています。

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「THE TŌNO BOOK」は遠野へ移住した人たちの紹介だけではありません。遠野で生まれ育ちこの地で生きてきた、だからこそ、地域の特性を理解して育てられる農産物、酒、洋服、馬・牛など、この地に根ざす産物を育てる人の声がピックアップされています。

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ネットの情報だけでは出会えない遠野のリアルな動きを、たしかに感じることができる一冊。
いま「THE TŌNO BOOK」を手にとることで、遠野の新しい魅力に出会うことができます。

 

 

INFORMATION

◯「THE TŌNO BOOK」Facebookページ
https://www.facebook.com/THE-T%C5%8DNO-BOOK-217706442042752/

 

◯マガジンに対するお問い合わせ先
Next Commons lab 遠野
富川岳
tomikawa@nextcommons.co.jp

 

企画・構成:富川岳
デザイン:trunk.inc
ライティング:佐藤利智子、木戸場美代子
撮影:CHACO、高岡弘、富川岳

 

Next Commons Lab
http://nextcommonslab.jp/

(更新日:2017.07.06)
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