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東北の民俗衣コレクションと現代美術の企画展、青森県で開催中!

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過酷な自然の中で生き抜くために、手に入る素材から必要な衣類や道具を生み出し、生活文化を培ってきた日本。雪に閉ざされた厳しい冬を乗り越えるために、青森の地でも、さまざまな生活の道具や技術が伝えられてきました。そんな青森に生まれ育ち、文化を調査研究してきた、民俗学者・民俗民具研究家の田中忠三郎。彼が生涯をかけて収集した衣服や民具とともに、独自の視点でさまざまな素材に向き合ってきた、現代の作家作品も合わせて展示されている「田中忠三郎が伝える精神 ~東北の民俗衣コレクションと現代美術~」。「縫う」「刺す」「繋ぐ」などの行為から、人々がどのように生きてきたかが映し出されています。身の回りのものに手を加え、繰り返し生みなおしていく力強さから、使い捨て文化が広まる現代社会が学ぶべきことは多くあるはず。

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(左)伏木庸平、(右)天羽やよい

【田中忠三郎プロフィール】
1933 年、青森県生まれ。民俗学者・民俗民具研究家・著述家。民具の調査・収集に奔走してきた在野の学者で、私有する 2 万点以上に及ぶ民具・衣服などの貴重な日本のアンティークコレクションでも有名。これらコレクションは柳宗悦、青山二郎、白洲正子らの流れを汲む「用の美」を体現するものとして、寺山修司、黒澤明、都築響一らが作品制作のために借り受けた。またこの他に所有する古書・近世文書のコレクションも 1 万点を超える。歴史学者はもとより棟方志功や高橋竹山ら芸術家・文化人との交流も深い。2013 年没。なお、生前はアミューズエデュテインメント所属アーティストで、アミューズ ミュージアム名誉館長でもあった。

(更新日:2015.01.04)
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