ニュース
夏の暑さが和らぐ?! 古今東西の“化け物”が集結する「化け物展」、9月13日(日)まで青森県立美術館で開催中!
古今東西の“化け物”をテーマに、絵画、写真、仮面などを展示する「化け物展」が、青森県立美術館で、9月13日(日)まで開催されています。

佐々木マキ《おばけがぞろぞろ》1988 年ⓒMaki Sasaki, 1994
お正月やお祭り、年中行事など、さまざまな姿に変わる“化け物”は、私たちが暮らす日本では、いまも昔も身近な存在。その起源は、人々の理解を超えた不可思議な現象への恐怖心や追究心とも言われています。そのため、化け物はその時代を生きる人の精神性をあらわすものでもあり、地域や時代によって大きく異なっています。

(左)《舞踏用仮面(兎) メキシコ合衆国》国立民族学博物館蔵(真ん中)荒川朋子《怒り泣き》2014年 作家蔵(右)歌川芳藤《五拾三次之内猫之怪》1848-1849年 公文教育研究会蔵
「化け物展」では、古くからヨーロッパの祭りに登場する獣人を撮影したフランスの写真家・シャルル・フレジェによる「WILDER MANN」(ワイルドマン)をはじめ、幕末から明治前半期に描かれた浮世絵や絵本の化け物、5人の現代美術作家が考える現代の化け物などが展示され、人間と“化け物”の親密な関係を探っています。

シャルル・フレジェ《WILDER MANN, バブゲリ〈ブルガリア / バンスコ〉》2010-2011年 courtesy MEM
人間によって創られ、信仰され、畏れられてきた、さまざまな“化け物”をみたら、夏の暑さが少しやわらぐかも!?
INFORMATION
化け物展
会期:〜2015年9月13日(日)
休館日:8月24日(月)
開館時間:9:00〜18:00(入館は17:30まで)
場所:青森県立美術館(青森県青森市安田字近野185)
アクセス方法は、こちらから。
料金:一般1,100円 / 高校・大学生540円
こども美術館デイ開催期間中[8月1日~9月13日]は、小・中学生観覧無料
<ワークショップ>
「こどもギャラリーツアー」
美術館スタッフと一緒に「化け物展」を楽しく鑑賞するための子どもツアー。
日時:8月16日(日)、23日(日) 14:00~14:30
対象:小学生以上
定員:15名・無料・当日受付
※こどものみの参加となりますが、保護者の見学は可能(高校生以上の同伴者については、当日有効の本展観覧券が必要)
「キッズルームおはなし会2015 化け物展Ver.」
美術をもっと身近に楽しめるよう、さまざまなテーマの絵本の読み聞かせと美術体験をおこなうプログラム。今回は化け物展関連プログラムです。
日時:8月22日(土)10:30~11:30
対象:3歳くらいから
*参加無料・申込不要 当日、よごれてもかまわない服装でキッズルームに直接お越しください
*同期間に、フィンランドのデザイナー「COMPANY」と東北の民工芸職人とのコラボレーション企画「PHASE 2015 ニッポン・北のヒミツ」も開催中!
最新の記事
-
ニュース【ウェブマガジン「雛形」更新停止のお知らせ(2022年4月30日)】ウェブマガジン「雛形」は、2022年4月30日をもって、記事の更新を停止いたしました。 (「ウェ […]
-
特集迷いながら、編む。 ーメディアの現在地どんな人にも、暮らしはある。すぐには役に立たないようなことも、いつかの誰かの暮らしを変えるかもしれない。/雑誌『暮しの手帖』編集長・北川史織さん北川史織さん(雑誌『暮しの手帖』編集長)
-
特集迷いながら、編む。 ーメディアの現在地立場をわきまえながら、どう出しゃばるか。「困っている人文編集者の会」3名が語る、本が生まれる喜び。柴山浩紀さん(筑摩書房)、麻田江里子さん(KADOKAWA)、竹田純さん(晶文社)
特集
ある視点
-
それぞれのダイニングテーブル事情から浮かび上がってくる、今日の家族のかたち。
-
一番知っているようで、一番知らない親のこと。 昔の写真をたよりにはじまる、親子の記録。
-
「縁側」店主河野理子どんなものにもある、“ふち”。真ん中じゃない場所にあるものを見つめます。
-
「読まれるつもりのない」言葉を眺めるために、“誰かのノート”採集、はじめます。
-
不確かな今を、私の日々を生きていくために。まちの書店さんが選ぶ、手触りのあるもの。
-
美術作家関川航平ほんのわずかな目の動きだって「移動」なのかもしれない。風景と文章を追うことばの世界へ。
-
徳島県・神山町に移り住んだ女性たちの目に映る、日々の仕事や暮らしの話。