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徳島県・神山町の“いま”と“これから”のまちづくりに触れる 2泊3日の滞在プログラム。参加申込み受付中!

徳島県神山町は徳島市内から車で40分ほどの中山間地。1999年から続くアーティストインレジデンスを通したまちづくりや、IT環境の良さを活かしたサテライトオフィスの進出、半年間神山町に滞在しながら働くことを学ぶ人材育成事業「神山塾」などを切り口に、近年、さまざまな人や多くのメディアに注目を集めている町です。

そんな神山町が、次の世代を見据えた動きのひとつとして「神山で暮らす 3 days meeting/設計中の集合住宅のあれこれと、まちの空気がわかる2泊3日」をスタート。今までのまちづくりと、新しく町がはじめるチャレンジを肌で感じ取ってもらおうと、神山町にて滞在型プログラムを開催。現在参加者を募集しています!

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「移住先としてどうかな?」と関心を持ち実際に町へ行く。レンタカーで町の雰囲気をみながら、調べていたカフェに入ってみても、具体的な暮らしのイメージをつかめずに帰ってしまう……

この町で生きていくことを自分自身の感覚で想像すること。地域のリアルな日常に触れ、空気を感じるには、地域のキーパーソンとなる人との出会いが必要かもしれません。そして一緒に過ごしたり話すことで、なでるように町を訪れただけではわからなかったことに、触れることができるのではないでしょうか。

今回のプログラムでは、神山で生まれ育った人や移り住んだ人、これまで神山の状況をつくってきたキーパーソン、これから新たな土地の魅力を掘り起こそうとしている若者……神山町に関わるさまざまな立場の人たちとの関わりあい、食卓を囲みながらざっくばらんに、時には真剣に語り合います。さまざまな視点から神山町のリアルな「いま」を体験することができる内容になっています。

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神山には、吉野川の支流・鮎喰川が流れています。周囲の分水嶺を結ぶと、それがそのまま行政区を描く流域のまち。夏にはあちこちに、川遊びをする子どもたちの姿が。

今、神山町では外からの移住者を呼び込むだけでなく、「人々が集まって住むことで、より嬉しいことや、活動が生まれやすい拠点づくり」がテーマにした住まいづくりが進められています。

神山町は町域が広く豊かな自然を内包する反面、家に帰ると近所に同世代の子どもが少なく集まりにくい中山間地という環境にあります。現在設計中の集合住宅は、その地域の課題を解決するため、人生の一時期を寄り合って暮らせる、家族を超えたコミュニティを生み出す装置として機能する予定です。

来年の春から募集が開始されるこの物件の魅力について、ランドスケープデザイナーの田瀬理夫(たせ みちお)さんがお話しする説明会も、今回の滞在プログラムに組み込まれています。

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現在計画進行中の集合住宅はテラスハウス形式の21戸。町の中ほどにある小中学校の近くに立地。

青雲寮 解体工事下見 写真:生津さん

「集合住宅プロジェクト」のランドスケープデザインを担当する田瀬理夫(たせ みちお)さん。地域資源を活かした景観計画を数多く手がけている。

設計中の集合住宅の魅力。子細。そして、テレビや雑誌で紹介される前の、新しい動きの細部。湯質のいい温泉。これまで神山の状況をつくってきたNPOの代表・大南信也さんの話。これからの状況をつくり出しているひと。この町で生まれ育った若者たち、この町に移り住んで来た若者たちが、いま感じていること。

どれだけメディアで紹介されても、当然ニュースに載りきらない日常の暮らしがあり、それは実際に滞在してみないと見えづらいものです。

食・人・住まい・仕事……暮らしをつくる要素はたくさんありますが、その中のひとつでも自分自身が強く惹かれるもの感じたら、具体的に移住を考えるきっかけになるかもしれません。

滞在しながら自分の想像とリアルな暮らしとの距離を近づけて、町と自分の相性を確かめることのできる3日間。プログラムをみて「お!」っと心動いた方。是非参加をおすすめいたします!

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150914のミーティング映像より

 

▼過去の神山町の記事
・ゆるく元気でタフな土地。移り住んだ神山町で始めた“実験する宿”:樋泉聡子さん / 宿泊滞在施設「WEEK 神山」スタッフ
https://www.hinagata-mag.com/comehere/5052
・「スローライフは忙しい!」“今、神山町で暮らすこと”座談会:
神山のサテライトオフィスで働く人々
https://www.hinagata-mag.com/comehere/3746
・築100年の古民家で自給的な暮らしを目指し、土地の恵みでピザをつくる:
塩田ルカさん / ピザ店「yusan pizza」オーナー
https://www.hinagata-mag.com/comehere/3538

INFORMATION

「神山で暮らす 3 days meeting/設計中の集合住宅のあれこれと、まちの空気がわかる2泊3日」

 

日程:2016年10月21日(金)〜10月23日(日)

(2泊3日:21日 13時 現地集合、23日 15時頃解散)

費用:参加費 7,000円+宿泊滞在費 16,000円程度

宿泊:WEEK(徳島県名西郡神山町下分字地野57)

対象:本主旨に関心のある方、約20名・先着順

*お申込が殺到した場合は抽選形式に切り替える可能性が有ります

*子ども連れの参加も可能です。幼児・乳児の場合は対応を検討したいので、申込フォームの備考欄にお子さんの年齢をご記入ください

申込用はWEBページから

http://www.in-kamiyama.jp/market/18299/

主催:神山つなぐ公社

 

 

 

【プログラム案】

  • 初日10/21(金)

13時 集合、小さなまち歩き

15時 大南信也さんの話「神山の昨日・今日・明日」

夕方 温泉、夕食

19時 集合住宅・勉強会「鮎喰川すまい塾」第2回

「地域にあるもので住宅地をつくる」

ゲスト:田瀬理夫さん(ランドスケープデザイナー)

*このパートは一般公開です

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  • 2日目 10/22(土)

午前 神山で生まれ育った3人の話

お昼 細井食堂(フードハブ・テストキッチン)

つづけてフードハブプロジェクトの話、真鍋太一さんたちと

夕方 温泉など

19時 夕食・WEEK「みんなでごはん」

20時 集合住宅の計画と設計の話

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  • 3日目 10/23(日)

午前 神山に移り住んだ3人の話

昼食 カフェ オニヴァ

午後 クロージング、解散(〜15時)

 

 

ファシリテーション 西村佳哲、高田友美

 

(更新日:2016.10.06)
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