特集 暮らし体験記

移住体験を最大1カ月無料で!「短期で体感能登仕事・暮らし体験」が人気の理由@能登半島

一人ひとりのために作ってくれる
“短期体感プラン”

旅行に訪れたまちを好きになって、「いつかここで暮らせたら……」なんて想像することは、誰しも一度は経験があるのではないでしょうか。でも、実際に移住するとなると、「仕事を見つけられるか」「地域に溶け込むことはできるのか」と、いろんな不安が頭をよぎります。

能登への移住・定住サポートする「能登定住・交流機構」では、能登を好きになってくれたり興味を持ってくれた人たちが、移住したいと思った時のハードルを少しでも下げようと、仕事や暮らしを体験できるプログラム「短期で体感 能登仕事・暮らし体験」を実施しています。

希望に応じて最大1ヶ月まで、参加費無料(現地までの交通費・食費は別)で能登半島内に滞在し、自分がやりたい仕事・暮らしを体験できるプログラム。

最大の特徴は、「移住したらどんな場所で暮らしたいか」「どんな仕事をしてみたいか」を一人ひとりにヒアリングし、それぞれに適した“短期体感プラン”をつくってもらえること。今回は、同プログラムを担当する、「能登定住・交流機構」の事務局長 太田殖之(のぶゆき)さんに詳しくお話をうかがいました。

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能登半島に移住したい人の
“総合窓口”として

本州の真ん中で日本海に飛び出しているのが能登半島。輪島の千枚田や朝市、海岸ぞいの壮大な景観、そして港から揚がるおいしい魚、米どころならではの日本酒に温泉……。食と自然と文化を求めて、たくさんの人が訪れる観光地としても知られています。

県、市、町単位で移住定住をサポートしてくれる団体はありますが、「能登定住・交流機構」のように能登半島の4市5町(輪島市、珠洲市、穴水町、能登町、七尾市、中能登町、羽咋市、宝達志水町、志賀町)のエリアをまたいで、仕事や住まいのアドバイスしてくれるのはまだ珍しい。相談に来る人たちの多くは「能登に訪れた経験がある」と太田さんは言います。

「移住希望者のなかには、能登半島を観光したときに気に入った場所が、どの市や町なのかわからない人もいるんですよね。そういう場合は、『能登のどこが気に入りましたか?』『どんなところに住みたいですか?』と話しながら、何を求めて能登に来られたのかを絞り込んでいきます」

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「能登定住・交流機構」の事務局長 太田殖之(のぶゆき)さん。

住まいと仕事、地域との交流、移住後まで、ワンストップで相談することができ、365日24時間相談に対応してくれるのも、民間団体であることの強みかもしれません。実は、太田さん自身も東京からのIターン者。

「東京ではまちづくりの仕事をしていたんです。いろんな地方の人と関わるうちに、田舎で子どもを育ててみたくなって。子どもが小学校に入学するタイミングで、妻の出身地の七尾市に移住することにしました。それが、ちょうど『能登定住・交流機構』が立ち上がったときで、仕事の相談に行ったらそのまま働くことになったんです」

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能登を忘れられない理由は、
旅先で出会った人のぬくもり

太田さんが移住した3年前に比べると、移住相談の数はなんと約5倍に。子育て家族のほか、20〜30代の独身男性・女性も増えているそうです。若い人たちにとって、能登半島のどんなところが魅力なのでしょう?

「自然が豊かで、食べ物がおいしいということは前提としてありますが、地元の人たちの、穏やかでやさしい話し方や人柄が忘れられない、という声が多いですね。能登の人たちの素朴さは、特に都会の人たちに魅力的に映るのかなと思います」

能登にはこんな言葉もあります。「能登はやさしや土までも」。人はもとより土までも優しい(柔らかい)、また能登の人は素朴で温かいという意味で使われています。
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仕事の体験先は、農林水産業、旅館・サービス業、一般企業など、多岐にわたります。滞在期間中は、本人の要望を聞きながら、できるだけ2〜3カ所を回って視野を広げてもらうように工夫しているのだと言います。たとえば、農園を体験するうちに食材に興味を持った人に、料理屋さんを紹介したというケースもあるそう。

あるいは、「農業」と一言でいっても、家庭農園もあれば、福利厚生制度を完備する農業法人家族農園や、ブランド米をつくる地域の農業組合に入るなどその形態はさまざま。就農希望者は、いろんな農園を体験しながら、目指したい農業のイメージを明確にしていくことができます。

「仕事体験と同時に、できるだけたくさんの人に会ってもらえたらいいなと思っています。関わる人が増えるほど、移住後の生活をイメージしやすくなりますよね。夜には、地元の町会の人たちや同世代の移住経験者をよんで話すこともあります。仕事だけ、住まいだけではなく、能登に住んだときのトータルなイメージを持ってもらえたらと思っています」

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移住後の困りごとも
手厚くサポート

2015年度は、「短期で体感 能登仕事・暮らし体験」に11組が参加、そのうちの5組が能登へ移住しました。未体験から農業を始めた20代の女性、将来はゲストハウスを開きたいと考えているご夫婦、そして観光協会などで働きはじめた30〜40代の男性など、移住後の暮らしは人それぞれ。

移住先では、想定外の事態に遭遇しやすいもの。また、地域の習慣がわからなくて困ることもあります。「能登定住・交流機構」では、ご近所づきあいの悩みから再就職の相談まで、移住後のサポートも行っています。

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「こちらに来て孤立することがないように、移住した人たちの交流会も定期的に開いています。僕が住んでいる七尾市では、月一回『移住トーク』というオープンなイベントをやっています。移住者が入りやすいコミュニティをつくっていきたいと思っています」

最後に、太田さんに聞いてみました。
これから、能登に来てほしいのはどんな人ですか?

「田舎を元気にしたい人ですね。都会で培ったスキルを生かして、いろんな発想をもって、能登でがんばっているやる気のある社長と新しいことにチャレンジしてもらいたいと思います」。

「短期で体感 能登仕事・暮らし体験」は、「とにかく行ってみる」という気持ちを後押ししてくれる安心のプログラム。知らない土地では、自分だけの力ではできないことが多くあります。旅の記憶を手がかりに、自分が今持っているスキルや将来の夢を携えて、思い切って“能登暮らし”に飛び込んでみてませんか?

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短期で体感 能登 仕事・暮らし体験
期間:ご希望に応じて最大1カ月間
対象:石川県外にお住まいで概ね40歳代までの方 ※ご家族皆様での体験も可能。
参加費用:無料
※能登までの交通費、滞在中の食費等はご自身でご負担ください。また、ご希望によっては別途宿泊費 がかかる場合があります。
お申込み・ご相談:お電話またはお問い合わせフォームにて、担当・太田まで。
問い合わせ先:一般社団法人 能登定住・交流機構
石川県鳳珠郡能登町字当目60字41番地 (株)ぶなの森 能登事務所内
TEL: 0768-76-0600 FAX: 0768-76-0777
公式HP:http://bunanomori.com/kikou/noto-taikan.html
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石川県地域おこし協力隊合同募集セミナー&就職相談会

開催日:4月23日(日)12:00~14:30    参加費:無料
場所:ふるさと回帰支援センター(東京都千代田区有楽町2-10-1 東京交通会館 8階)
お申込み方法:①ふるさと回帰支援センターホームページからお申込みください/②チラシ裏面の申込先に必要事項を記入の上、お申込みください。
タイムスケジュール:
11:30~ 受付開始
12:00~   県の概要、県内の状況説明
12:10~ 地域おこし協力隊員トーク
12:40~ 各市町による募集内容の説明
13:30~ 個別相談
※通常の移住・就職相談、個別相談も行います。参加市町の募集内容、ゲストスピーカーの紹介はこちらから。
お問い合わせ:石川県企画振興部地域振興課
TEL:076-225-1312  MAIL:iju@pref.ishikawa.lg.jp

移住体験を最大1カ月無料で!「短期で体感能登仕事・暮らし体験」が人気の理由@能登半島
(更新日:2017.03.24)
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気になるあの街で、試しに暮らす、行き来してみる。自分の体で土地の空気を感じ、地元の人と触れあえば、移住のイメージはもっと膨らむはず。
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