特集 まちなかの文化の入り口

遠くへ出かけたら、もっとここが見えてきた。食を媒介に空気をつくる 「風景と食設計室ホー」

山や村を訪ね、その土地の風習や食べものについて尋ね歩いていたら、いつのまにか様々なつながりができていて、そのことが今の暮らしを豊かにしてくれていた。

永森志希乃(しきの)さんと高岡友美さんによる「風景と食設計室 ホー」(以下、ホー)は、「遠くの風景と、ひとさじのスープ。世界と、わたしの手のひらは繋がっている」をコンセプトに活動を展開しているアーティストユニットだ。各地を尋ねてフィールドワークを重ね、食を風景・文化・社会の切り口からとらえ、食のインスタレーションを展開している。

ホーの永森さんは2014年に長く暮らした東京を離れ、故郷の富山に拠点を移した。そして現在は旧郵便局にオープンした文化スペース「LETTER」の大家さんになり、そこにアトリエをかまえつつ、同居する「ひらすま書房」の本居淳一さん、「アトリエ セーベー」の樋口裕重子(ゆちこ)さんとともに施設の運営も行っている。

今回はそんな永森さんにこれまでのことから制作について、富山での生活について、話を聞かせてもらった。

文:宮越裕生 写真:阿部 健

空気みたいなものをつくりたい

初めてふれる空気、誰かが歩く音、食べものの匂い、口にしたときの甘みや苦み、手のひらに残る肌触り……私たちは自分の体や感覚を通して、いろんなことを感じる。永森さんは何かをつくるとき、その作品に関わる人が自由に、能動的に感じられるような表現を模索していきたいという。その思いは、ときに食のインスタレーションというかたちをとり、ときにパフォーマンスになり、また、LETTERという場所にも生かされている。

体験型の作品に興味をもったのは、高校生のとき、オノ・ヨーコさんの作品に出会ったことがきっかけだった。そのひとつ『グレープフルーツ』(1964)は、「Imagine」(想像して)などの言葉ではじまる、さまざまなインストラクション(言葉による指示書)を収録したテキスト集だ。そこに示されているのは「地球が回る音を聴く」とか「風のために道をあける」とか、シンプルかつ少し日常を超えるようなことばかり。この著作が出版された60年代当初、日本ではほとんど理解されなかったというが、永森さんには響いた。

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「オノ・ヨーコさんのインスタレーションを見て、こういう表現って何なんだろう?って思ったんです。私はずっと体育会系でほとんどアートにはふれてこなかったのですが、インスタレーションというものに出会ったときに、何か目に見えないもの——間合いや空気みたいなものをつくることに惹かれました」

インスタレーションをつくりたいという思いにかられた永森さんは、インスタレーションは空間に関わるものなのではないかという予測のもと、金沢美術工芸大学の環境デザイン科に進学。卒業後は映像制作会社やグラフィックデザイン会社を経て、ランドスケープデザインの会社に所属する。その会社はパブリックアートも手がけており、アートとデザインの両方に携わりながら通算8年間働いた。

「食」を媒介に表現するということ

その頃は、当分その仕事を続けていくつもりだった。ところが東日本大震災を経て、永森さんの価値観は大きく変化していく。

「震災があったとき、出張で仙台にいたんです。大きな揺れを経験して、自分のいた場所からそう離れない所で、たくさんの方が亡くなっていて、傷ついていて、でも私は生きている。それ以降は第二の人生のような感覚もあって……。あのときって、みんなこれからどうやって生きていくかということを考えたと思うんですけれど、私もそれまで以上に考えたのかもしれません。そこから、人生を長い時間軸で捉えられるようになりました。5年後はどうしているかな、10年後はどうしているかな、って。自分が大切に思うことを、急がず育てていこうという気持ちになったんです」

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震災から1年が経ち、永森さんは会社を辞めた。気がついたら、届ける相手に近いことをしたいと思うようになっていた。

「仕事の規模がどんどん大きくなっていったときに、自分がつくるものと受け手の間にできる距離感みたいなものを感じて、このままでいいのかなと思うようになっていったんです。つくっているときの手触りや感覚みたいなものをもっと感じたかったし、それを受けとる相手がどう感じているかも、感覚としてもっと感じたいと思いました」

そんな感覚にしっくりきたのが「食」という表現手段だった。2012年、永森さんと高岡さんはホーとしての活動をスタートさせる。

「ホーの高岡は、ランドスケープデザインの会社で働いていたときの同僚だったのですが、彼女とは最初から気が合って、一緒に何かやりたいねという話をしていたんです。彼女は芸大時代に制作の一方でケータリングもしたりしていて、食についてもよく考えていました。ランドスケープデザインは風景をデザインする仕事ですが、私も彼女と話しているうちに「風景」と「食」ってどういうことなんだろう、「食」を通して「風景」をみるってどういうことだろうと、考えるようになりました」

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食事と朗読の公演「月出る処、今と昔」。千葉県市原市・月出の人々から伝え聞いた風習や食文化、風景を一つのテーブルを通して再構築して口承するというインスタレーションを行った。観客は、語り部が話す月出の物語と食べ物、絵の描かれた冊子を手がかりに、月出の今と昔を体験した。

「食を通した表現は、 とても刹那的ですが、それが魅力だなと思います。 手をのばして食べて、その人の体の中に入っていって、その人の感覚で受けとる。食べものは消えるけれど、その人の中の記憶や感覚として何かが残る。そこに流れる時間や空気、その人と私たち、そして、その人が想像することで、作品が成り立っていると思います。私たちは自分たちが感じたことを咀嚼して、差し出すだけなんです。自分自身もホーの活動を通じて、社会や政治、信仰や民俗、微生物など、いろんな世界を想像できるようになったことがうれしいなと思っています」

故郷、富山からフィールドワークの旅へ

2014年、故郷である富山へ戻ることを決めた。それは「ひとつの挑戦」でもあったけれど、いざ戻ってみると、自然と気の合う仲間が増えていった。また、制作のために富山と日本各地を行き来していると、オンとオフの切り替えができるのもよかった。

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その頃から、ホーはアーツ前橋(群馬県前橋市)で開催される「フードスケープ 私たちは食べものでできている」展に参加するため、前橋市粕川町でリサーチを開始。お年寄りから話を聞き、村誌や文献を読み、その土地の歴史を読み解きながら作品の構想を練っていった。そして2016年、足かけ2年のリサーチを経て、同展の関連イベントとしてツアー公演『見えない神さま ~粕川の祈りと食べもの~』を行う。

ツアー公演『見えない神さま ~粕川の祈りと食べもの~』は粕川町の赤城山に伝わる「粕流し」という神事などを手がかりに実施したフィールドワークをもとに構成した、ハイキングと食事のツアー。参加者は、八百万神(やおろずのかみ)へのお供えものを辿って山を歩き、川の上流にある滝沢不動尊で朗読や伝え聞いた習慣の再現や、小豆粥などの料理を提供するパフォーマンスを行った。

このツアーのブックレットには、次のようなテキストが収められている。

太陽が沈み、月が昇る。
山があり、川が流れる。
雨が降り、田畑が潤う。
火を起こし、米を炊く。

あたり前の風景。
そこここに、神さまがいた。

あたり前の風景。
それは、生きる糧をもたらしてくれる。

流れの中で、だんだんと淘汰されていくこと。
かたちを変えながら、続いていくこと。

神さまの気配に耳を澄まし、わたしたちは、所々に、そっと供える。

『見えない神さま ~粕川の祈りと食べもの~』ブックレットより(2016年)アーツ前橋所蔵

撮影:木暮伸也

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粕川村(かすかわむら)の語原にもなっている「粕流し」という神事では、赤城山の中腹に住む山の親神が下流の里の子神に向けて川に濁酒を流すというもの。粕川では今でもその神事が行われている。

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撮影:木暮伸也

「普段の暮らしの中で自然を畏怖し、祈ることによって生みだされた神さまみたいなものに興味があって。そういうことって特別なことではなく、人間の普遍的な感覚なのではないかと思うんです」(永森さん)撮影:木暮伸也

永森さんはホーの活動を続けていくうちに、その土地の歴史や食べものの背景にある大きないとなみに気づくようになったという。

「フィールドワークを重ねていくと、今目の前にある食べものがどこから来ているのか、今目の前にある風景はどこから来ているのかを、考えるようになりました。その土地土地を知ることで見えてくることがあるし、人が大きな循環の中の一部ということを想像する大切さも感じます。小さい頃から、今目に見えていることがすべてだと思うのは、なんだか奢りというか、少し違うような気がしていて……。いろんな世界でいえる事ですが、見えないものや理解できないとされるものとどう向き合って、どう咀嚼していくのか、どう寄り添っていくのかということは、これからの風景を描く糸口なような気がしています」

ホーは「朗読」と「食」という手法でいくつかの作品を発表してきたが、永森さんは、いろいろな表現方法を模索していきたいという。

「朗読と食事の会は、食事と共に朗読や動きがあり、五感を通じて感じられるので、作品の在り方として、しっくりはきていると思います。ただ、言葉を用いることを突き詰めていきたい一方で、言葉は、やはり形づくるものなので、より身体的、感覚的な在り方が見つけられたらおもしろいなと思っています」

今、ここにはないもの。目には見えないもの。そしてホーがつくるものも、その時、その場でしか体験できないものだ。その場に立ち会った人たちは、かつて人々の間で信じられていた何かを感じただろうか。なお、このときのツアーは後にアート作品としてアーツ前橋に収蔵されることになったという。

突然、大家になる

富山へ戻り1年ほど経った2015年の秋頃、建設会社を営む永森さんのお父さんから「射水市にいい物件があるから見てみないか」という話が舞い込んできた。建物の名は「小杉郵便局」。大正時代に建てられた郵便局で、文化財になってもいいほどの素晴らしい建物なのだが、壊すか残すかという話になっているらしい、ということだった。

「その郵便局は地元の人たちからも愛されていて、取り壊しには反対する人も多かったので、父としてはそこで地域に貢献できるようなことができないかと考えていたようなんです。それで“何かやってみないか?”といわれて見にいってみたら、とてもいい場所だったんです」

LETTERの正面入り口。様々な白の壁や窓が美しい。石張り風の腰壁など、あちこちに当時の洋風建築の要素が見られる。

LETTERの正面入り口。様々な白の壁や窓が美しい。石張り風の腰壁など、あちこちに当時の洋風建築の要素が見られる。

洋風の白い建物のなかに入ると、天井が高く開放的な空間が広がっていた。正面には分厚い木のカウンターがあり、かつてここを多くの人たちが行き来し、活気にあふれていたことが想像できた。

永森さんは、お父さんの後押しもあって、大家さんとしてここを活用していくことを決める。突然といえばあまりに突然な話だったが、あれよあれよという間に話が進み、2016年7月、文化スペース「LETTER」がオープンした。

1階は本居淳一さんが営む古本屋「ひらすま書房」とホーのアトリエとキッチン。2階はデッサン教室「アトリエ セーベー」を主宰する樋口裕重子さんのアトリエ兼教室。本居さんも樋口さんも、永森さんが直観で思い浮かべ、声をかけた人たちだ。

1階の古本屋「ひらすま書房」は小学校の図書館のような懐かしい気持ちになる空間。

1階の古本屋「ひらすま書房」は小学校の図書館のような懐かしい気持ちになる空間。

「今は、本居さんと裕重子さんにとても支えてもらっているので、本当はもっと率先してLETTERを動かしていった方がいいのかな、という葛藤もあります。でも、LETTERは出会ってしまった場所で、ここが好きだから、この場所と自分との関係性みたいなものを探り探りつくっていけたらいいのかなとも思っています。おばあちゃんになってもここにいるぐらいの気持ちで、長い目で考えていけたらいいなと」

「出会ってしまった場所」という言葉は運命的な出会いを感じさせた。永森さんがいっていた「この場所との関係性をつくっていく」というのも、この場所と時間をかけて向き合い、生かし合っていくということなのかもしれない。長いこと閉じられていた場所に人が集まりはじめて、この建物自体がまた新しく呼吸し始めているような気がした。

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2階にある美術教室「アトリエ セーベー」。この日は隣のスペースで、ルドルフ・シュタイナーの教育思想を背景に生まれた人形「ウォルドルフ人形」をつくっていた。主宰の樋口裕重子さんは教室の運営のほか、LETTERで行われるライブや上映会なども企画している。

2階にある美術教室「アトリエ セーベー」。この日は隣のスペースで、ルドルフ・シュタイナーの教育思想を背景に生まれた人形「ウォルドルフ人形」をつくっていた。主宰の樋口裕重子さんは教室の運営のほか、LETTERで行われるライブや上映会なども企画している。

遠くの誰かとつながっている感覚

永森さんは富山に拠点をかまえるようになってから、不思議と近くに居る人とも遠くにいる人とも「つながっている」感覚を感じられるようになったという。

「富山にきて、自分はここにいるけど、遠くにいる人ともずっとつながっているような感じがあるんです。気の合う人や信頼できる人、遠くにいても存在を感じる人が増えたというか。つながっている人が山形や高知や九州や北海道や前橋や東京にいて、その人たちが住んでいる場所も好きで…そういう場所が増えていくと、自分の空間認識みたいなものがざっと広がるような感じがあります。そういう感覚をもてるようになったことがうれしい。もちろん富山も大切で、愛着があります。でも、どうしても富山が好きというよりは、ここが今自分がいる場所だからいるんだな、という気がしているんです」

永森さんと高岡さんは、目下次の作品の準備を進めている。制作のために、またフィールドワークに出かける予定だ。

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【雛形イベント】サウンド・ワークショップ × 朗読と食事の会「見えない世界」開催

春のにおいに包まれる、3月21日(祝)春分の日。見えないものに耳を澄まし、眠っていた感覚をひらく手がかりをさがす、雛形イベント「見えない世界」を開催します。「風景と食設計室 ホー」さんに、“見えないもの”をテーマに、朗読と食事の会をひらいていただきます。イベントの詳細はこちらから。

PrintINFORMATON
雛形イベント「見えない世界」
日時:3月21日(祝)17:00〜20:00(受付 16:30〜)
会場:VACANT 原宿(東京都渋谷区 神宮前3-20-13)
入場料:2,000円(税込)/軽食・ドリンク付

LETTER
住所:富山県射水市戸破6360
1F ひらすま書房/風景と食設計室 ホー(森)
2F アトリエセーベー/ギャラリー兼イベントスペース

HP:http://letter-letter.tumblr.com/
FACEBOOK:https://www.facebook.com/letter.kosugi/

遠くへ出かけたら、もっとここが見えてきた。食を媒介に空気をつくる 「風景と食設計室ホー」

PROJECTS 「風景と食設計室ホー」のこれまでの活動

  • 遠くへ出かけたら、もっとここが見えてきた。食を媒介に空気をつくる 「風景と食設計室ホー」
    『醗酵する部屋  fermentation room』/ベップアートマンス
    2012年/大分県
    別府にあるクリエイティブスペース「PUNTO PRECOG」にて、初めて発表した食のインスタレーション。「私たちの手は、可能な限り、風景の一部として、人為の象徴として動き続ける。 太陽に当てる。時間をはかる。温度を測るーー。部屋を満たす光は一日をかけて変化し、食物は発酵していく」。自分たちの手も含めた「自然の力」によって変化し続ける部屋を表現した作品。
  • 遠くへ出かけたら、もっとここが見えてきた。食を媒介に空気をつくる 「風景と食設計室ホー」
    『山と木と人と』/暮らしとアートとコノサキ計画
    2012年/鳥取県
    鳥取県が推進するアーティスト・イン・レジデンス・プログラム「暮らしとアートとコノサキ計画」に参加。鳥取県智頭町でフィールドワークを行い、体験型の作品を手がけた。かつて林業で栄えた智頭町の子どもや大人たちと一緒に1本の木を切り、木の幹はベンチに、枝はお皿に、葉っぱは杉玉とお茶に、山の恵みをみんなで料理して食べるという祭りを行った。
  • 遠くへ出かけたら、もっとここが見えてきた。食を媒介に空気をつくる 「風景と食設計室ホー」
    『月出づる処、今と昔』/中房総国際芸術祭いちはらアート×ミックス
    2014年/千葉県
    「月出る処(つきいづるところ)」が土地の名の由来だという、月出。千葉県市原市の中でも、人里離れた山の上にあるというこの場所を舞台に、食事と朗読の公演が行われた。月出の人々から伝え聞いた風習や食文化、風景を一つのテーブルに再構築し、観客は、語り部が話す月出の物語と食べ物、絵の描かれた冊子を手がかりに、月出の今と昔を体験する。
  • 遠くへ出かけたら、もっとここが見えてきた。食を媒介に空気をつくる 「風景と食設計室ホー」
    『森の晩餐ー微かなものたちの世界を添えてー』/アトツギ編集部
    2017年/山形県
    山形県の月山山系へ分け入り、微かなものたちの世界に触れながら、キノコや木の実など森の恵みの採集を行い、調理する「森の晩餐会」。参加者には、森に入る前に「菌類」「時間」「重層」「信仰」「水分」と、森にまつわる五つのテーマが記された地図が渡され、それらが晩餐のメニューへと繋がっていく。

遠くへ出かけたら、もっとここが見えてきた。食を媒介に空気をつくる 「風景と食設計室ホー」
永森志希乃 風景と食設計室ホーとLETTERの大家さん。富山県射水市生まれ。2012年冬、高岡友美と共に「風景と食設計室 ホー」をはじめる。“ 遠くの風景と、ひとさじのスープ。世界と、わたしの手のひらは繋がっている”がコンセプト。2014年秋、富山へ戻り、東京/ 富山の二拠点で活動。 2015年夏、射水市にある旧小杉郵便局に出会い、文化スペースとして、LETTERをはじめる。
(更新日:2018.03.08)
特集 ー まちなかの文化の入り口

特集

まちなかの文化の入り口
どのまちにもささやかに存在する「文化の入り口」。様々な人が集う場を生み出した人を訪ね、内と外をゆるやかにつなぐ店づくりや活動について話を聞いた。
遠くへ出かけたら、もっとここが見えてきた。食を媒介に空気をつくる 「風景と食設計室ホー」

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